梨花さんはハワイ、ローラさんはロサンゼルスに。梨花さんの場合は移住というより、日本との二拠点生活。今でもファッション誌の仕事などのタイミングでたびたび日本を訪れています。仕事は日本、住むのは海外といった具合ですみ分けていることで、いわゆる“消えた”印象を抱かせないことに成功している。極論すると、“海外で需要のある日本人タレント”なんて、ほぼほぼ存在しないわけです

日本を離れる仕事上のメリットとは

 ローラは長く広告塔を務めてきたDMM.com証券のCMに久々に出演。

《消えたと思ったら意味のわからんCMに出てた…》など、セクシーな格好で会社の名前を繰り返すという演出はすこぶる評判が悪い。

「生活面や税金面はさておき、結局テレビで人気を得た人たちは、テレビでしか活躍できない。ゆえに日本を離れるメリットは仕事の意味ではほぼない。ひろゆきさんや中田さんのようにリモート出演やYouTubeで人気になる能力があれば別ですが」

 韓国アイドルなどはアメリカで人気を獲得するケースも増えているが……。

日本人のタレントは単身で拠点を移し、事務所がサポートする状況ではない。韓国の場合は、グループを事務所や国がバックアップして海外でバズらせようとしている。夢に向かって単身で頑張っているのは素晴らしいですが、綾部さんや村本さんは日本の事務所に所属したままですからね。正直、活躍できそうにない海外で細々とやってないで、日本で稼いでくれと事務所は思っているでしょうね」

 夢と現実の折り合い……。