お金を使うことがストレスになる脳に
「ストレス発散で浪費に走る人のほうが多いと思いますが、僕の場合はその逆。7年働いた工場勤務時代は早く貯蓄額を増やしたくて、『お金を使うと退職時期が先延ばしになる』という焦りがありました。だから、今でも僕にとってお金を使うことはストレスそのもので(笑)」
不要な支出をカットして、“貯め体質”になるために最も大事なマインドは、「見栄を張らないこと」。
「時計や車などいいものを持ちたがる人は多いですが、僕は無縁。他人は他人、自分は自分。僕は浪費するより、資産を十分に持っているほうが幸せを感じるし、気持ちにも余裕ができる。だから住まいも工場勤務時代からの賃貸、同じ軽自動車のままですよ」
今でも『もっと安い方法はないか』『お得にならないか』と何でもネット検索し、情報をアップデートする。
「日常的に欲しいものが出てきたら、いちばん安い方法を必ず考えるように。スーパーで食材を買うときの数十円など、細かい金額もおろそかにしません」
コストカットと真剣に向き合い、そうして生み出した余剰資金を投資に回し、さらに資産を拡大──。
「節約は貯蓄を増やすための基本ですが、低収入の人こそ、これからは投資の勇気を持ったほうがいい。貯金するような感覚で資産運用ができる投資もあるので勉強がてらチャレンジするのも手です。まずは自分が投資しても怖くない金額、例えば千円ぐらいから始めてみてはいかがでしょうか」
かおる流「“貯まる”3か条」
1.見栄を張らずに生活する
2.お得情報の収集はマスト
3.細かい節約をバカにしない