目次
Page 1
ー 毎日のケアやクセが老け顔の原因だった
Page 2
ー こすらない【クレンジング】
Page 3
ー こすらない【保湿】

をきれいに保ちたいと、日々行っているルーティンが実はダメージを招いているとしたら……。多くの芸能人から支持される美容家の石井美保さんは「洗顔、スキンケア、メイクの際の“こすり”を極限まで控えるだけで美に生まれ変わります」と断言。くすみやシミが気になる人は試してみて!

シワやシミ、たるみを年齢のせいだと諦めている方が多いですが、実はほとんどの方が、自分で老け顔をつくっているんです」と語るのは、人気美容家・石井美保さん。

毎日のケアやクセが老け顔の原因だった

 石井さんといえば、48歳にして透き通るような美の持ち主として知られるが、かつてはくすみや乾燥、シワ、毛穴など、さまざまな悩みを抱えていたそう。

 しかし、20代後半の時にまつげエクステサロンを開業。まつげエクステが取れないように、そっと顔を洗うようにしたところ、たった1週間でが激変。偶然の賜物(たまもの)の「こすらない洗顔」で、みるみる悩みが消えていったという。それ以降、「こすらない美容」を提唱するように。

「洗顔やスキンケアに限らず、日常の動作でも、頬杖をついたり、顔を押しつぶすように横向きに寝たりしていませんか? それだけでも、に老化現象が刻まれていきます。どんな化粧品を使うかよりも、まず普段何げなくしている行為の中に、を劣化させる原因がないかを見直してほしいんです」(石井さん、以下同)

への負担大!! こすりアクション
□ ゴシゴシ洗顔
□ 頬杖をつく□ 口元を触る
□ 指のばしメイク
□ 横向き寝
□ 目をこする

 実践すれば1か月ほどで、質が変わったと実感できるそう。

は取り替えのきかないものだからこそ、今見直しを。更年期のホルモンの乱れからがゆらぎやすい50歳からは特に意識を高めて。何歳からでも、こすらなければ美しいになります」

 すぐに始められて効果抜群の美ケア。さっそく始めましょう!

50歳からの「こすらない」美肌テク モデル/上西星来
50歳からの「こすらない」美肌テク モデル/上西星来

美容液よりベースメイクとクレンジングの見直しを

 毛穴の開きやくすみが気になる人ほど、ファンデを厚塗りして、それを落とすためにこすり洗いをしがち。

をこすることで、表面のバリアが壊れます。そうすると乾燥や炎症を引き起こし、それがシミやくすみ、クマの原因となります。さらに古い角質がたまる“角化現象”が起きて、毛穴目立ちを引き起こすなど、その悪影響はあらゆる方位へ及んでしまうのです」

 だからこそ、高級な美容液に頼る前に、メイクアイテムを見直すべきと石井さん。

スキンケアより、ベースメイクを薄づきで落としやすい最新のものに見直すことが美への近道。また、クレンジングは洗浄力が高いほど、への負担も高くなります。洗浄力の高いオイルを使い続けるのではなく、泡やジェルタイプなどへの負担が少ないものがおすすめです」

 顔の摩擦はとにかく厳禁!“やさしくなでる”“そっと置く”を徹底したケアを。

「顔マッサージも、皮膚をいじめず、上へ上へとやさしくなでるだけにとどめましょう」