目次
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ー 準備期間を含めて2年間、ずっと藤原道長を演じた
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ー ダメ出しをされると安心する
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ー 柄本佑が惚れ込む「TOKIO城島スタイル」 ー 脚本で縛られて役者は自由になる

 12月15日、大河ドラマ光る君へ』がフィナーレを迎える。柄本佑は、藤原道長の光と影を見事に演じきった。

「今回は、吉高由里子さんが演じる“まひろさん”のパートと、僕のパートで分かれていました。最初のころ、まひろさんが忙しいと、僕はあまり忙しくなかった(笑)。全部を1人で背負っていたらキツかったと思います」

 現場の明るさにも助けられた。

「最初は変に力んじゃって疲れましたが、だんだん楽しくやらせてもらえるようになりました。まひろさんが、ずっと変わらず、いつも笑顔でおおらかな人柄でいてくれたのが最高によかった。

 ファーストサマーウイカさんや、ほかのキャストも朗らかというか。そうそう、上地雄輔さんが現場にいると、すごく明るい雰囲気になりましたね」

 スタッフといい信頼関係を築けたのも大きかった。

「脚本家の大石静さんの台本が、今までの大河ドラマで見たことのないような雰囲気だったのもよかった。同じチームで長いことやっていると、チャレンジできるというか。ちょっと違うと思ったら言ってくれるとか。そういう信頼関係が培われるし、最終的に“ツーカーの関係”で作れたという印象がありますね」

準備期間を含めて2年間、ずっと藤原道長を演じた

 大河ドラマの撮影は、準備期間を含めて、およそ2年間。長期間ずっと道長を演じていると、役が抜けなくなりそうだが……。

「ならないです! 役に入り込む役者さんはいるけど、僕はそんなタイプではないです。それに道長は平安時代の貴族だから、なろうと思っても、簡単になれるような人物じゃない。

 僕は基本的に役に近いとか、共感することはないんですよ」