子どものころは高級品
そして8位の森永製菓(以下、森永)『エンゼルパイ』('61年)は、チョコがけビスケットにマシュマロをはさんだチョコレート菓子。発売当時、マシュマロは高級お菓子だったため「子どものころは高級品で買ってもらえなかった。就職後、自分の給料で初めて買って食べたときはおいしかった」(千葉県・58歳・男性)と、成長してリベンジを果たした人も。
「子どものころなら何個でもエンゼルパイを食べられましたが、大人の胃には少しヘビーかも」(辛酸さん)
年齢を重ねると手に取りにくくなるお菓子かも?
今でも欲しいあのカンヅメ!
続いてチョコ菓子の『チョコボール』('69年 森永)が7位にランクイン。'65年に発売された『チョコレートボール』を改名し、現在も親しまれている。おいしさもさることながら、パッケージのくちばしに描かれた金と銀のエンゼルマークを集めるともらえる「おもちゃのカンヅメ」に心を奪われる子どもたちが続出。
「おもちゃのカンヅメを初めてもらったときの喜びが忘れられない」(千葉県・45歳・男性)と、一生の思い出を語る人もいれば「なかなかエンゼルが出てこない。大人になって箱買いしてみたけどダメだった」(東京都・50歳・女性)と、無念の声も寄せられた。
そして「食べ飽きない定番の味。今も定期的に購入する」(福岡県・56歳・男性)との声を集めて6位に入ったのは、湖池屋の『ポテトチップス のり塩』('62年)。ほかにも「塩味と海苔の風味はいつ食べても安心感がある」(北海道・68歳・男性)などの意見もあり、王道の安定感が票につながったようだ。