ベスト3はお酒のお供にもなる…
ここからは上位の発表。第3位は'78年発売の『ポテトチップス コンソメパンチ』(カルビー)だ。アンケートには「コンソメパンチが発売されたときのインパクトはすさまじかった! いまだに飽きずに食べている」(福岡県・56歳・女性)や「子どものころ、毎日食べたいと思ったほどおいしくて衝撃的な味だった」(新潟県・52歳・女性)といった声が多数寄せられた。コンソメパンチは、'24年から数種類のスパイスを加えた“パンチパウダー”を使用しているそう。時代とともに味をアップデートしているのも人気の秘訣だ。
そして「ラーメンをそのまま食べる」という発想で生まれた、おやつカンパニーの『ベビースターラーメン』('59年)が第2位に。「昔は『ちびちゃんラーメン』と呼んでいて大好きだった」(東京都・61歳・男性)や「友達と駄菓子屋に行くと毎回のように買っていた」(福井県・52歳・男性)など、郷愁を誘った。最近では、ピーナツ入りの『ベビースターラーメンおつまみ』も登場しており、“酒のお供”として大人からも愛されている。
栄えある第1位は、エビを使ったスナック菓子のカルビー『かっぱえびせん』('64年)!
「CMソングがとても流行った。かりこりした食感とほんのり塩味、エビの風味……。たしかに止まらない」(東京都・60歳・女性)や「『やめられない、とまらない』ので毎日食べていた」(富山県・61歳・男性)などの声が多数。CMやパッケージに使用された「やめられない、とまらない♪」というキャッチフレーズに対する共感の声が票につながった。
「もしかしたら私たちは『かっぱえびせんは、やめられない、とまらない』という呪いにかけられているのかもしれないですね……」(辛酸さん、以下同)
実は、この名キャッチフレーズの生みの親はいまだに特定できていないのだとか。諸説あり、『かっぱえびせん』最大の謎となっている。
「今回、昭和生まれのお菓子について調べてみたら、私が好きで一時期よく買っていたエアインチョコがすでに販売が終了していました。“失って初めて気づく大切さ”を、お菓子に教えられるとは……。昭和に生まれて令和も人気のお菓子は、多くのファンに支えられているんですね。これからはもっと積極的に好きなお菓子を買っていきます!」
お菓子の推し活、始めてみる?
<取材・文/とみたまゆり>