買って損なし「美顔器の選び方」70台所有のプロが指南「シニアは上位モデルを」効果が上がる使い方も伝授

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【写真】美容のスペシャリストが選ぶ、珠玉の美顔器4選

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所有する美顔器の総数は70台　画像提供／吉田さん

教えておきたい美顔器のスゴワザ機能

プロ愛用の美顔器4選　画像提供／吉田さん

吉田瑞穂さん●美容エディター・ライター。これまで300種類以上の美顔器を試し、70台以上を所有するスペシャリスト。3/21には、スキンケアから美容医療まで網羅した初の著書『美肌投資』（扶桑社）を上梓。

　今や、美顔器はスペシャルケアではなく、デイリーケアの一環に。ナリス化粧品の調査によると、20代前半の女性では40％、50代でも15％強がパーソナル美顔器を所有し、毎日使う人も少なくない。

「美顔器市場はここ数年で急速に進化しました。初期は“エステ体験を自宅で”という位置づけでしたが、コロナ禍以降、本格的な美容医療を意識した製品が続々登場。背景には、コロナ禍で在宅勤務やマスク生活が一般化したことがあります。

　“ご自愛”がブームになり、クリニックに通う人が増える一方、逆に“自宅で手軽に本格的なケアがしたい”というニーズが高まりました」（吉田さん、以下同）

SNSで広がったセルフケアブーム

　さらに、SNSもセルフケアブームを加速させた一因。

「インスタグラムやユーチューブで紹介される美容法や韓国美容の影響で、“スペシャルケア”への興味関心が高まりました。炭酸パックやピーリングなど、日常のケアにプラスするアイテムが注目され、セルフケアの幅が広がり、クオリティーも上がっています」

　このセルフ美容ブームに乗り、美顔器市場には家電メーカーやエステブランド、さらにはIT企業など異業種からの参入も見られる。

「競争が激化する中、消費者はますます“結果”を求めるようになり、より即効性重視の製品が増えています。電気刺激などで痛みを感じる美顔器も、以前より抵抗感がなくなり、整形のダウンタイム感覚で受け入れられるように」

　さらに最近は、“美容医療発想”だけでは飽き足らず、よりピンポイントなケアに注目が集まっている。目元や頭皮、ボディなど特定のパーツに特化した美顔器が人気に。

「全顔用の美顔器を持つ人が増えてきたので、今後は部位ごとに特化した製品や、より個別の悩みに対応する美顔器が主流になりそうです」