世間からは、《だいぶ司法取引の効果がでたんじゃないか?》という声もあるが、実は水原被告側は司法取引に応じた上で、「禁錮1年6カ月」への減刑を求めていた。4年9か月という量刑はアメリカの裁判の基準となる“量刑ガイドライン”の範囲内の数字であり、水原被告側の思うような判決とはならなかったようだ。
「実際、検察側も求刑の際に“このような裏切りと強欲は量刑ガイドラインの範囲内で相当期間の禁固刑に値する”と表明しており、犯した罪に対しては妥当な判決だったようです。水原被告は、自身が罪を犯した背景として“ひどい低賃金”“24時間365日、対応しなければならないような過酷な労働環境”を訴えていましたが、それも効果はありませんでしたね。逆に、日本の野球ファンからの印象を悪くしてしまいました」(スポーツライター)
水原の訴えに対しては、《嫌だったら辞めればよかったのに、自分がすごいって勘違いしてたんだろうな》《自分のおかげで大谷が稼いでるとでも思っていたんだろう》などの声も。今回の判決言い渡し後には、報道陣を無視するように早々と車に乗り込む姿も見られ、《判決に不満なのか?》《反省してないのが伝わってくる》など、厳しい意見も続出している。
4年9か月の刑期を終えた後は、日本への強制送還が濃厚となっている水原被告。しっかりと改心して、再起を期すことができるだろうか……。