「朝の習慣」が美腸をつくる!
●コップ1杯の常温の水を飲む
排便のリズムをつくるには、朝、できるだけ腸が動きやすい環境を目指すこと。特に、起きてすぐ水を飲むと、腸が刺激されてトイレに行きたくなる。水は1日1.2リットル以上とるのが目安。健康状態がよいときの便はその8割程度が水分なので1日の食事中から1リットル、体内でつくられる水分が0.3リットル、体内の水分を保つために残りの1.2リットルを水分として摂取するのがおすすめ。冷たい水は腸を冷やしてしまうため、喉が渇いたと感じる前に、なるべく温めた水でこまめに補給を。
●朝食はひと口30回はかんで
便秘改善、腸内環境を整えるために朝食抜きはご法度。腸が便を外に送り出す蠕動は、朝に活発になりやすく、朝食を食べることで腸が刺激され、便を一気に押し出す大蠕動が起こりやすくなる。
また、かむ回数を多くすれば食べたものが小さくなり、唾液による消化が十分行われるので胃腸の負担が減少。満腹感が得られやすく、食べすぎ防止にもなる。ひと口につき30回を意識しよう。
注意したいのが、小麦製品に多く含まれるグルテン。消化しきれずに腹痛や下痢、頭痛を引き起こすグルテン不耐症や、遅延性のアレルギーで、腸の消化・吸収機能や免疫機能が乱れるもとになる。
●トイレタイム、便座に3分
朝食後、「そんなに行きたくないかな」と思ってもトイレに行く習慣を。出ても出なくても、便座に3分は座るのがおすすめ。これを続けることで脳が「排便の時間だ」と認識し、便座に座れば便意をもよおすようになる。