「兄夫婦が応募して、トントン拍子に賞をいただいてしまって。芸能界って遠すぎて、全然興味なかったんですけど、入ってから、この仕事が好きになりました」
俳優・柾木玲弥の芸能界入りのきっかけは、ジュノンボーイ・コンテスト。憧れの俳優を尋ねてみると"いない"とのこと。しかし、生き方に感銘を受けているのは、尾崎豊。
「25歳までにいろんな作品を残し、たくさんの方に認められて、26歳で亡くなりました。そして、なぜか僕も……と思っているところがあって(笑い)。だから、悔いも財産も残したくない。
なんて言いながら、26歳以降も俳優をやってるかもしれないですけど、そのときには子どもが欲しいですね。自分のためじゃなく、自分以外の人のために生きてみたい。25歳まではワガママに生きて、この仕事をして、とにかくがむしゃらに頑張りたいです」
クールだけど、ちょっと不思議で、どこか偏屈!? そんな柾木の最新出演映画は『やるっきゃ騎士』。
「原作は、僕が生まれる前の時代の、一世を風靡したエロ漫画と言われていて。演じるうえでは戸惑いはないと思ってましたが、最初のほうはパンチラや女性のあられもない姿を見るのは、ちょっとびっくりしましたね。後半はもう慣れましたが(笑い)」
スカートめくり、ブルマ女子、風呂のぞき……など、昭和的エロが満載。
「現場は楽しかったですよ。役がすごくテンションが高いので。前張りのみの撮影も抵抗はなかったんですが、わりと身体が色白で華奢なもので、それが恥ずかしかったです」
"女尊男卑"を掲げる聖愛学園は、女子生徒へのHな行動および妄想、男女交際、いかなる場合においても勃起を禁じられている。転入生の誠豪介(中村倫也)は、山田たかし(柾木玲弥)ら男子生徒のために、セクシーすぎる学園の支配者・美崎静香(遠藤新菜)に宣戦布告する……!
もし、この学園に入ったとしたら?
「エロとか女性とかの前に、僕はすごく人見知りなので。リアルな話をすると、東京の高校では友達が1人もいなかったんですよ(笑い)。だから、隅っこで興奮してるだけかもしれないですね(笑い)」