今まで挫折ばかりしてきたけど、今年こそ心新たに貯金を始めたいと思っている人も多いだろう。そこでファイナンシャルプランナーの飯村久美さんに、お金がラクに貯まる秘訣を教えてもらった。
■食費と外食費は分ける
「日々の食費と外食費は、分けて考えてください」
そもそも食費は節約のために削られがちだが、無理して削りすぎるのはよくないと話す。
「収入に応じた割合でだいたいの予算を立ててください。ただ、この食費の中に外食費は入れないことがポイント。たまには家族でレジャーに行って、帰りに食べて帰るのもいいですよね。でも、そうした外食費は、この1日に使えるレジャー費の中で予算を立てて使うようにしましょう」
なお、外食費の節約をするなら“ムダな付き合いをなくす”ことがおすすめ。
「仲のよくないママ友とむやみに飲みに行くことは控え、時にはきちんと断ることも必要です。本当に必要な集まりを選んで、お金を使うようにしましょう」
■口座は2つ以上。定期預金を活用
「銀行口座は2つ持つようにしてください。“貯蓄用口座”と“使う口座”です。給料の振込先は使う口座にして、諸々の引き落としはここからすべて行います」
貯蓄用口座を作るときに大事なのは、簡単に引き出せないようにすること。
「貯まっても使ってしまったら元も子もない。勤務先などの財形貯蓄や、民間の金融機関で申し込む自動積立定期預金などを利用してください」
あとで貯蓄用のお金をひねり出すのではなく、最初から定期的に一定額が引き落とされれば、無理せず貯蓄が続けられるというわけだ。