goripara
ゴリパラ見聞録 DVD Vol.1

 先日、新潟に新しい姉妹グループ『NGT48』が誕生すると発表したAKB48。新潟はすでに結成12年目のアイドルグループ・Negiccoなどが活動しているため、AKB48グループの参入は賛否両論となった。

 AKB48グループだけでなく、最近は地方に活路を見出す大手芸能事務所が増えている。ネプチューンらが所属するワタナベエンターテインメントは'06年に九州事業本部を立ち上げ、それまで東京で活動していたパラシュート部隊、ゴリケンといった芸人を九州支部に派遣。2組が出演する『ゴリパラ見聞録』(テレビ西日本)はローカル局の制作ながら話題に。昨年からはCSフジテレビワンツーネクストでも放送されるなど、“第2の『水曜どうでしょう』”とも呼ばれている。

 先日放送された『R-1ぐらんぷり』(フジテレビ系)でファイナリストに選ばれた“ゆりやんレトリィバァ”は吉本が’11年から始めた47都道府県に芸人を派遣、地域密着の活動をさせる『あなたの街に住みますプロジェクト』の3代目奈良県住みます芸人として活動中だ。

「お笑いブームが去りキー局では苦戦しているお笑い芸人ですが、地方局では話せるタレントはまだまだ貴重な存在。ギャラこそ東京に比べると安いですが、主要都市であれば地方局制作の番組やイベントの数も多く、仕事には困りません。“住みます芸人”も開始直後はほとんどが無名芸人だったため、最初はあまり期待されていませんでした。しかし半分ほどの芸人は安定した人気を獲得し、その都道府県の顔になっていますよ。今後、地方に参入する人気タレントや芸能事務所は増えるでしょうね」(放送作家)