「小保方晴子さんのモノマネはテレビでやっていいですかって言ったら“絶対ダメ”って言われますから(笑)。そういう“やべぇ人”のモノマネがやれるのは、ライブならではのよさだと思いますね」
小保方さんのモノマネをする人なんていたっけ? 実はこれ、“ひとり芸日本一”を決める『R-1ぐらんぷり2016』(フジテレビ系)で過去最多のエントリー3786人の頂点に立った芸人、ハリウッドザコシショウの発言。
「42歳での戴冠はR-1史上最年長。しかも、他を圧倒してのものでしたからね。持ち芸の“誇張しすぎたモノマネ”が本番でも大ウケでした」(テレビ誌ライター)
芸人仲間や一部お笑いファンから熱狂的な支持を得ていた“カルト芸人”が、その長い下積みから脱却した瞬間だった。そんなザコシが8月に単独ライブを開催するという情報をキャッチ。
しかも2日間の公演でネタはそれぞれ違う。意気込みを直撃インタビューしてみたら─。
「ちょっと今、スケジュールがパンパンなのでこんなことしなきゃよかったと思っています(笑)。優勝前は何もすることがなかったんでいろいろ(ネタを)考える余裕あったんですけど」
“売れっ子ならでは”の苦労をポツリ。それでもあくまで強気な姿勢は崩さない。
「ぶっちゃけて言うと、『R-1』をとる前から会場を押さえちゃってたんです。いま考えたらおぞましい考えですけど。『R-1』とってなかったら250人のキャパが埋まるわけないだろって(笑)」
これまでは100人程度の会場でライブを行っていたというから、倍以上の大躍進!!
彼は'92年に大阪NSCへ11期生として入学。陣内智則、中川家、ケンドーコバヤシなど錚々たるメンバーが同期。早々とブレイクした彼らを横目に、その後は事務所を転々。苦難の日々が続いたが、ようやく今回の優勝で追いついたかたちだ。しかも私生活では、『R-1』以上(?)の宝物が!
「双子だと知ったときはビックリしましたよ、そのときは『R-1』優勝もしてなかったんで。やっていけるのかっていう。まぁでもフタを開けてみれば双子のほうが可愛いですしね。子どもも1人でいるより2人でいるほうがいいじゃないですか」
'11年に一般女性と結婚していて、今年の5月末に双子の娘のパパになったばかりなのだという。
「もうむちゃくちゃ可愛いですよ。似てますしね、僕に。まだ髪も生えてないんで黒ブリーフはいたら僕なんじゃないかってくらい(笑)」
そう、今度のライブは父として初の単独ライブでもあるのだ。
「一番ここ(単独ライブ)が新しいし、今の僕なんです。だから、かなり面白いんじゃないかと思いますよ。テレビは視聴者に合わせている部分もありますから、“いつもと違うな”って思われてしまうのも、致し方ない部分はあります」
テレビじゃ見られない“やべぇ”ネタを目撃するチャンス!! しかしながら、溺愛パパならではの悩みもあるという。
「うちの娘はまだ1か月ですけど、いつ娘に“そういうの(芸を)やめて”って言われるか、怖ぇですけどね(笑)。この間も東野(幸治)さんに“そういう芸をいつまでもやってると子どもに嫌われるぞ”って言われましたから」
怖いもの知らずの彼も娘には勝てないようで。