愛子さまのような思春期に差しかかった皇太子家の長子という特別な立場にある方は、特に将来や進路について悩まれるはずです。

 それが心身の不調を招き、勉強や運動の疲労と重なり、学校を欠席することになったのではないでしょうか」

 そう愛子さまのご不調について話すのは、子どもの教育に詳しい東京成徳大学名誉教授(教育社会学)の深谷昌志さん。

「この夏はご両親の地方公務に同行されたり、天皇陛下の生前退位のお気持ちの発表があるなどして、愛子さまはより注目され、否応なしに、ご自身の将来のあり方をお考えになったはずです。

 そこで、家族でも友達でもなく、宮内庁の役人やお付きの人でもない親身になってくれるアドバイザーが必要ですが、そういう専門家はいるのでしょうか」(深谷さん)

 愛子さまの登校問題といえば、学習院初等科3年になる直前に、一部の乱暴な児童に「不安感」を覚えたとして一時、不登校になられたことは記憶に新しい。

 雅子さまが1年半以上、学校へお付き添いをする状態が続き、校外学習などにも同行する一方、国賓行事や園遊会などの大切な行事には出席できないままだった。

愛子さまは女子中等科に進学してからも、学校生活への適応に時間がかかり、午後2時になって登校されることもありました。 

 また、定期試験や苦手な理数系の科目の欠席を繰り返すなど、不規則な登校が続く時期がありましたが、1年生の後半からは収束に向かったはずです……」(皇室ジャーナリスト)