綾瀬はるかが『海賊とよばれた男』(12月10日、全国東宝系公開)で、国岡商店を興した主人公・鐡造(岡田准一)の最初の妻で店員から母のように慕われるユキを熱演。
「もし母親になったらとか、妄想はしたことがあります(笑)。かかあ天下になりそうって周りから言われるんです。“何やってるの!”って感じで叱りそうって。
そうしたら、子どもが“ママがコワい〜”ってお父さんになついちゃうから、“コワいって誰が!”ってまた怒るみたいな(笑)。
でも、デレデレで甘いお母さんになるかもしれないし……。あくまでも妄想なので、どうなるかはわからないです(笑)」
原作は百田尚樹の同名小説で、主人公のモデルは出光興産の創業者・出光佐三。明治から昭和の激動の時代に、鐡造が石油販売業で日本のみならず世界を相手に奮闘する人間ドラマだ。
「鐡造さんはすごくカッコいいんです。店員のことを家族のように大事にして、自分の目標に一直線だし、あの時代にこんなスゴイ人がいたんだってビックリしました」
──ちなみに、タイプの男性は?
「例えば仕事で何かあったときに話しかけると、“それはこうじゃない?”って筋の通った言葉で的確にアドバイスしてくれる人はいいなって。男らしい人、カッコいいですよね」
──今年は久々の連ドラから始まりましたね!
「はい、今年のスタートは『わたしを離さないで』から。本当に絶望に満ちた重いテーマを扱った作品(臓器移植をテーマに、極限の状況に置かれた男女の生と死をめぐる物語)でしたけど、不思議と自分が追い詰められている感じは受けてなかったんです。
でも、クランクアップしたら、すごい解放感と同時に涙が止まらなくて。それで、“あぁ、本当は私つらかったんだな……”って気づいたんです。主人公の恭子と一緒に約3か月生きてきたんだという感覚をとても感じられて、本当に貴重な経験だったなって思います」