内村チルドレンの皆さん

 それゆえ“内村チルドレン”というべき芸人が多い、というのが、前出のラリー遠田氏の指摘だ。

有吉弘行さんも低迷していたときに内村さんの番組に出て、再ブレイクのきっかけをつかんだんです。今、最前線にいる芸人さんで、内村さんにお世話になっている人は多いんですね

 そんな有吉は内村に対する感謝の気持ちを番組で表現。

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「再ブレイクのきっかけになった『内村プロデュース』(テレビ朝日系)とそっくりな企画の番組を不定期に放送しています。内村さんに対するリスペクトの気持ちがあふれていました」(前出・放送作家)

 さまぁ〜ずやくりぃむしちゅーの件も含め、いわば“タレント革命”を成功させることで、業界を活性化させてきたわけだ。それにより、ますます高まる評価と人望には“ポスト・タモリ”との呼び声もある。

 それでいて、笑いへの情熱もまだまだ後輩に負けていない。NHK『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』では今も精力的にコントで活躍中。さすがは、かつて『笑う犬』シリーズ(フジテレビ系)などのコント番組で一世を風靡した人だと思いきや、そのこだわりには別の理由も。

内村さんは若い子どもたちに“イッテQのおじさん”と呼ばれるらしく、ちゃんとお笑いをやっている人として認知してほしいようです」(前出・芸能プロ関係者)

 その“子どもたち”のなかには、自分の娘も含まれているのかもしれない。よきパパでもある内村だが、こんな証言も聞こえてきた。

「娘さんができてから、お子さんを溺愛のようです。しかし、そんななかでも、お笑いの勉強を欠かしていないそうで、娘さんがきゃりーぱみゅぱみゅさんのミュージックビデオを食い入るように見ている姿を見て、そこから笑いのための動きや表情を学んだりもしているようです」(前出・放送作家)

 お笑いへの飽くなき努力も50代にして全盛期を迎えることができた要因なのだろう。これからも、ウッチャンには“ノビノビ&マイルド”な笑いを見せ続けてほしい!