スピードワゴンの井戸田も苦しむ
一方、高橋ほどではないにしろ、娘に会えない苦しみを味わっているのがスピードワゴンの井戸田潤。'05年に女優・安達祐実と結婚して娘をひとりもうけるも、'09年に離婚し、娘とは離ればなれに暮らしている。
「“娘と会えない日々が続いてつらい”とラジオで話していました。その反動なのか、娘さんと会える数少ない貴重な日の出来事を自身のツイッターで紹介しています」(芸能プロ関係者)
3組に1組が離婚するといわれている日本では、同じように“悲痛”な思いをしている親も多いことだろう。
面会交流の支援をする『一般社団法人びじっと』代表の古市理奈さんは、
「相談件数はものすごく増えましたね。うちは今年で10年目になるのですが、毎年増加しています。数が増えたことで、面会交流の際に子どもの安全性を十分に配慮するように気をつけています」
面会交流に関する“紛争”が増加傾向にある中で、どんな理由だと子どもとの面会が認められないのだろうか。『弁護士法人・響』の徳原聖雨弁護士は、
「面会を認めるかどうかは、子どもの福祉の観点から判断されます。子どもの福祉とは子どもの年齢や性別、性格、生活環境などの事情です。虐待や暴力、アルコールやギャンブルに依存していて子どもに悪影響が考えられる場合には、面会が認められないこともあります」
続けて徳原弁護士は、別居親が原因で面会が認められなかった過去の事例を紹介する。
「そもそも離婚した原因が元夫の暴力にあり、元妻がPTSDと診断されて心的な手当てが必要なケースで元夫との面会が認められなかったことがあります。母子の生活を立て直す段階で面会させてしまうと、生活の安定を害してしまう危険性があったからです」
親権を持つほうの親が原因で面会できなくなるケースもあるという。