番組ディレクターに、スクープの秘密を聞いた!
自然や動物を相手に、さまざまなスクープ映像を撮ってきた『ダーウィンが来た!』。原田美奈子ディレクターにロケや取材の“秘密”を聞きました。
Q:番組のテーマとなる動物はどうやって決めるのか教えてください。
A:ディレクターによって、自分が行ってみたい場所から探す人もいれば、取り上げたい動物から探ることもあります。
ただ、過去に取り上げたことのある有名動物は再提案するのが大変。違う視点や新しい発見などがないとまず番組になりません。やりたいけど、まだやれない! なんてジレンマも多いですね。
Q:ロケ期間はどれくらい?
A:テーマによって変わりますが、平均で1か月ほどです。
Q:ロケチームは何人くらい?
A:基本的に日本からはカメラマンとディレクターの2人。高画質の4Kで撮る場合は、もう1人ビデオエンジニアがプラスされ、さらに現地コーディネーターとドライバーを加えて4~5人くらいになります。少人数でスーツケース20~30個になる大量の機材を運ぶのは大変なんですが(苦笑)。
Q:制作ペースは?
A:だいたい1本の番組をつくるのに最低3か月はかかります。事前取材が1か月、ロケが1か月、その後の編集に1か月です。番組を担当するディレクターは20人くらいいますが、みんな世界中を駆け回っているので、全員が顔を合わすことはめったにありません。
噂によると、進化論を唱えたダーウィンのヒゲから生まれたらしいです(笑)。家族構成は謎に包まれていますが、子どもがいることは発覚しましたね。番組内でダジャレを多発しますが、きっかけは声優の龍田直樹さんが、第1回目の収録のときにアドリブで入れたのがきっかけだったそうです。
<番組情報>
『ダーウィンが来た!~生きもの新伝説~』
NHK総合で日曜日19時30分~19時58分放送。3月26日の放送は『潜入! 大都会のトカゲ王国』を放送予定。