終活? 青春? 当てはめる漢字は?
帯ドラマ初挑戦の倉本と帯ドラマ初出演の役者たちが織りなす倉本ワールドを半年間にわたって楽しめる。
物語では遺言、遺産相続、闘病など、中高年層が生きるうえで直面する問題などが描かれている。
「辛気くさい終活でなく、基本的にはお昼にご覧になるのにぴったりの明るいコメディーです。なぜなら出演者のみなさんは、ある種の青春ドラマを演じておられるから。死に向かっているのではなく、生きている時間を大切にしている人物を演じているのです。ゲラゲラ笑いながら、時には非常に深い話に涙しながらお楽しみいただけます」
かつての大女優の“お嬢”こと冴子を演じる浅丘の衣装も、ちょっとすごい。
「すべてオートクチュールで、しかもシーンごとに違うものを着ています。これは“衣装もあわせて作品をお楽しみいただきたい”という浅丘さんからのご提案なんです」
老人ホーム入居者が往年のスターという豪華さだけでなく、ゲストとしても驚くような俳優が続々と登場するので、見逃せない。
「コンシェルジュ役の常盤(貴子)さんやバーテンダーの松岡(茉優)さんほか、若手実力派の方々も通常では考えられないような役で登場しています」
ドラマのキャッチコピーは、“さいごは笑っていきましょう”──。
「“さいご”に最後、最期、“いき”に生き、逝き、行きと、どの漢字を当てはめるかは、みなさんにお任せします。いずれにしても“笑って”いただけたら」
中島みゆきが歌う主題歌『慕情』には、今作の結末のヒントが隠されているそうなので、注目を!