昨年末に公開され大ヒットしたハリウッド超大作『バイオハザード:ザ・ファイナル』に特別出演し、現在公開中の映画『シチリアの恋』で中国スクリーンデビュー。日韓のみならず、世界中にファンを増やし続けているイ・ジュンギ(35)。
その彼の神々しいまでの美しさに魅せられるのが最新主演作『麗〈レイ〉~花萌ゆる8人の皇子たち~』。演じるのは、顔につけられた傷のせいで不遇な環境に育つも、のちの皇帝となる冷徹な第4皇子のワン・ソ。
監督のリクエストもあり、役作りのために半年で15キロ減量した。
「2度としたくないと思うくらいつらい経験でした。運動と食事制限で体重を落としたんですが、特に食事に苦労しましたね。これがなくては生きていけないというくらい大好きな炭水化物を食べるのをやめたんです」
その頑張りで、10歳ほど年齢が違う後輩もいるという共演者との差を感じないビジュアルを手に入れた。
「監督も脚本家さんも心配されていて。僕自身もプレッシャーを感じていましたが、成功してよかったです」
これまで、数々の人気時代劇に主演してきたジュンギ。
「いままで出演した作品とは時代背景も違いますし、政治的なことで生まれる宮廷での微妙な緊張感を表現したのも、初めてでした」
高麗の第4代皇帝の座とともに、IU(アイユー)演じる、現代からタイムスリップしたヒロインを狙うイケメン皇子たちの駆け引きが今作の大きな魅力。特に、愛に飢えたワン・ソとヒロインのヘ・スのラブロマンスは、キュンとして胸が苦しくなる。イ・ジュンギ自身は、今どんな愛に飢えているのかを聞くと、
「いろいろな愛の経験がある方なら、“こういう愛が欲しい”とわかるかもしれませんが、僕はまだそのレベルに達していないようです(笑)。ただ、ドラマや映画のような“悲劇や悲運の愛”は、欲しくないですね。作品としては、切なかったり、感動的だったりするかもしませんが……」
<作品情報>
『麗〈レイ〉~花萌ゆる8人の皇子たち~』全20話
化粧品販売員のハジン(IU・アイユー)は、湖に落ちた子どもを助けようとして溺れてしまう。目が覚めたその場所は、なんと高麗の初代皇帝ワン・ゴンの宮廷だった。美しすぎる8人の皇子たちが、皇帝の座と、ヘ・ス(ハジン)をめぐり思い思いに動き始める……。大ヒット中国ドラマ『宮廷女官 若曦(ジャクギ)』の原作小説をもとに、イ・ジュンギやIU、演技初挑戦のベクヒョン(EXO)など、 “最強のビジュアル・ドリームチーム” と呼ばれた豪華メンバーと壮大な映像美で魅せる。