■猫背&巻き肩になるスマホの「うなだれ打ち」
スマホを打つときは顔を下げ、猫背で、さらには両肩が前に巻き込まれた「スマホ巻き肩」の状態になりがち。見た目がおブスなだけでなく、肩こりや垂れ乳の原因になり、内臓が圧迫されて太りやすくなるとか。指をまっすぐにしてベタベタ打つのも野暮ったい印象を与えます。
【対策】 スマホは顔の高さに持ち、肩はなるべくうしろに引き、顔は口角を上げます。そして人さし指か中指をくの字に曲げて、軽くつつくように打つのがスマート。見るとき空いた手はスマホを持つ手のひじに重ねると、より上品なイメージに。見終わったら肩甲骨まわりのストレッチも忘れずに。
■バサッと脱いでグチャッと置く「羽ばたき脱ぎ」
「脱ぐ」は究極のセクシーしぐさ。バサバサと動かしながら一気に脱いだり、袖を地面に引きずったりする、雑な脱ぎ方をすると、色気がなく人間性も雑な人と思われることに。脱いだ上着をそのへんに適当に置くのもNG。部屋も汚そうなイメージを与えてしまいます。
【対策】 上着を脱ぐときのポイントは袖。右手のうしろで両方の袖を持ち、左腕が抜けたら、腕を前にもってきて、袖をそろえて左手に持ち替えます。右腕も抜けるので、右手で襟を持ち、左腕で二つ折りにして抱えるというのが美しい脱ぎ方。育ちのよさをアピールできます。
■食事中に出現したザンネンアニマル「リス食い」
食べ物を口の中に詰めこみすぎる「リス食い」や、ひじが横に出すぎて前のめりに食べる姿勢はガツガツしている印象で、食事相手が萎えてしまいます。食事中のマシンガントークや、相手に合わせずに先にモリモリ食べるのも「おブスしぐさ」。次の誘いがなくなります。
【対策】 わきは軽く締め、テーブルの縁は一の腕の真ん中に。ナイフやフォークは短くもたないようにしましょう。ときどき食べるのをやめて、にっこり微笑み、相手の話に聞き入るのも好印象。背筋を伸ばしてゆっくり食べ、さりげなく“育ちのよさ”をアピールします。
■デカい声でオーバーアクション「手拍子笑い」
デカい声でいつまでも笑う、「ウケる~」と言いながら手をパンパン叩く、足をバタバタさせる、隣に抱きつく、といったオーバーアクションな笑いは下品。芸人用語を使うのも、男性からは引かれます。逆に無表情すぎるのも、近寄りがたい印象を与えてNG。
【対策】 ちょっと豪快に笑うくらいのほうが、「俺の話にウケてくれている」と男性には喜ばれます。お腹をかかえて上半身を前に傾け、「アッハーハー」と前後に身体を揺らして華やかに笑いましょう。このとき、わきは締めておくこと。人の笑顔は周りを幸せにします。
<教えてくれたひと>
中井信之さん◎ポージングディレクター。姿勢で雰囲気を作る「HKKメソッド」を考案し、5000人以上のタレント候補者に指導。国際イメージコンサルタントの資格を持ち、「表情・話し方・動作」で個性のブランディングを行っている。