「自分が一番キレイだ(笑)」

 そう言って、会場をドン引きさせたのは、日本相撲協会・巡業部長の貴乃花親方。言わずと知れた第65代横綱・貴乃花である。

 連日、日馬富士の暴行事件を発端に、貴乃花親方の顔をテレビで見ない日はない。

「横綱の日馬富士が、貴乃花部屋の貴ノ岩を暴行し、日馬富士は引退に追い込まれました。貴乃花親方が警察に被害届を出していたため“刑事事件”にまで発展し、現場となった鳥取県警が動いています。

 相撲協会は、当事者となった日馬富士、現場に居合わせた、白鵬や鶴竜にも事情聴取をしましたが、被害者である貴ノ岩に話を聞くことが未だにできていません。それは、師匠である貴乃花親方が拒否しているからです。貴乃花は、警察の捜査が終了してから応じるの一点張りです」(スポーツ紙相撲担当記者)

 九州場所休場の際に協会に提出した、貴ノ岩のケガの診断書も2通存在するという謎、事件を知りながらも協会には未報告、そして貴ノ岩の聞き取り拒否など、貴乃花には不可解な言動が目立つ。

「元々、貴乃花親方はモンゴル人力士による親睦会というより、部屋が違う力士の交流を嫌っていました。また、白鵬に“貴乃花巡業部長の下で冬巡業は参加できない”と、名指しで言われたり、協会内でも、かなり昔から一匹オオカミ的存在で、ずーっと“孤独”だと思います」(前出)

「一匹オオカミ」「孤独」確かに、ここ最近の報道を見る限り、貴乃花にはそんなイメージが定着している。

11人の女装親方

 が、実はそうではなかった。貴乃花親方には心強い、味方となってくれる親方衆が、10人もいたのだ。

 昨年の12月26日、東京・渋谷にあるセルリアンタワー東急ホテルのボールルームに約400人の“貴乃花ファミリー”が集結し、忘年会が行われた。

「会は約3時間ほどでしたが、その約半分が、なんと親方衆の“女装”の話だったんです。女装に参加した親方も忘年会に参加して、約30分間のメイキングビデオも流されました」(忘年会に参加者)

 女装、メイキングビデオ……。相撲界とはかけ離れたワードが並ぶところで、パーティーに参加した人が見せてくれたのは、なんと11人の親方が女装したカレンダー。

 見る限り参加者は、貴乃花を筆頭に、山響親方(元巌雄)、大嶽親方(元大竜)、玉ノ井親方(元栃東)、湊親方(元湊富士)、甲山親方(元大碇)、千賀ノ浦親方(元隆三杉)、立田川親方(元豊真将)、立浪親方(元旭豊)、錣山親方(元寺尾)、時津風親方(元時津海)と思われる。

「確かにきちんとメークをして、プロのカメラマンに撮ってもらったのか、クオリティーはかなり高いと思います。貴乃花は“自分が一番キレイ“と言っていましたが、寺尾もなかなかキレイだと思いますよ(笑)。とはいえ、とても相撲部屋のパーティーとは思えない雰囲気でした」(前出・パーティー参加者)

 参加者には、このカレンダーと貴乃花の女装顔のTシャツがお土産として配られたという。

 誰よりも土俵の品格を重んじ、誰よりも真剣勝負にこだわる貴乃花の、ガチンコ女装。10人の女装親方を貴乃花一門に迎え入れ、勢力拡大を図るか、はたまた、新たな協会を設立するのか。今後の貴乃花の“本当の顔”に注目したい。

 貴乃花親方の素顔については、来週発売の『週刊女性』本誌及び『週刊女性PRIME』で報じる。