「点数的には少し悔しい得点でしたが、大きなミスなくまとめられたので、チームのみんなにありがとうの気持ちでガッツポーズをしました。出だしとしては悪くなかったので、このまま思い切って出し切りたいと思います」
こう語るのは、2月11日のフィギュアスケート団体競技で、女子ショートプログラムに出場した宮原知子。滑り終えたあとはガッツポーズも飛び出したが、
「3回転ルッツと3回転トゥループのコンビネーションジャンプで、回転不足をとられてしまいました。でも、昨年負傷して休んでいたのに、成長している部分が多かったんです」(スポーツ紙記者)
昨年1月半ばに左股関節の疲労骨折で、長期休養を余儀なくされた宮原。しかし“努力の人”である彼女は、転んでもタダでは起きなかった。
「筋肉をつけるために食事を増やしたり、嫌いな食べ物を克服し、体重を2キロ増やしたそう。これによって、以前よりも身体を大きく使うことができるようになりました」(スポーツライター)
宮原はトレーナーと二人三脚で身体づくりを行ったそうだが、この男性は、宇野昌磨の身体もケアしているという。
「明るくておもしろいトレーナーさんだそう。試合やアイスショーに帯同することもあり、いつも笑わされているとか」(スケート連盟関係者)
日本のエース2人をケアするトレーナーだが、2人に“罰ゲーム”と称して、あるものを飲ませたことがあるとか。
「昨年のグランプリファイナルで“エキシビションでミスをしたら、イッキだから!”と伝えたそう。宮原さんが牛乳、宇野さんが野菜ジュース。それぞれ嫌いな飲み物を指定されたんです。結果、2人仲よく記念撮影しながら飲まされていました(笑)」(同・スケート連盟関係者)
実は、宮原が休養中に克服したのが牛乳だった。彼女の牛乳嫌いはファンの間では有名で、よく仲間内でイジられるネタになっていたほど。
「それだけ苦手な牛乳を一生懸命飲んだのは、ケガを治して滑りたいから。その熱意を持って平昌に乗り込んだのですから、団体での悔しさをバネに頑張ってくれると思います」(前出・スポーツライター)
強い思いは吉と出るはず!