『こまどりの詩』話題連載!!　美容界の女四代記☆連載第117回

〜前回までのあらすじ〜　

　日本中がバブル景気で沸いていた'80年代後半。ブライダルの仕事が軌道に乗ってきた朝倉椿は、東京・日本橋で母・キク乃が開業し営んでいた｢こまどり美容室｣を売却。'89年、青山に「朝倉椿美容室」をオープンさせ、美容師になった娘の藤子らと忙しい日々を送っていた。'92年、椿は投資に失敗して店を失いかけるが、銀行員の岩崎の尽力で窮地を脱する。椿は岩崎を好きな自分に気づき、二人は結婚。そんなある日、過去に藤子がロンドンで出会ったロビンが、日本にやってきて──。