目次
Page 1
ー “節約主婦”も過去に浪費癖が
Page 2
ー 固定費の見直しで節約の仕組みづくり
Page 3
ー お金を節約することで大切なものに気づく
Page 4
ー 水道代も下げられるお得なテクも夏の光熱費節約ワザ

 

 電気代に食料品……2年連続の“値上げの夏”。なんとか“節約”で乗り切らなきゃ、と悲嘆に暮れている人も多いのでは。

“節約主婦”も過去に浪費癖が

節約をすると、お金が貯まるのはもちろんですが、お金の知識が自然と身につき、将来への漠然とした不安も減りますよ」

 そう話すのは、YouTubeチャンネル「人生が変わる節約術」を運営するサリスさん(37)。今でこそ“節約主婦”として活躍する彼女だが、かつては節約とは正反対の浪費生活を送っていた。

「学生時代からその傾向はありましたが、社会人になってからは流行最先端の服に身を包み、週に3回以上飲み会に行っていました。そうした私の浪費志向は、母の影響が大きかったと思います。

 共働きで稼ぐ母は、豪快にお金を使う人で“節約はケチでカッコ悪い”と考えるタイプ。いつしか私も同じように思うようになっていたんですね」(サリスさん、以下同)

 そんな彼女の浪費癖に拍車がかかったのは20代後半。“離婚”を経験したころだった。

「前の夫と私は家計を別にしていました。生活費はすべて前夫のお金で賄い、私は自分の給料をまるごと使える状況。

 離婚後もレベルを下げることなく暮らしていたら、クレジットカードの支払期日に銀行口座の残高が足りなくなってリボ払いに変更。2枚目のカードもリボ払いにしたところ、いつの間にか借金が100万円に膨れ上がっていたんです」

 リボ地獄に陥ったサリスさんが節約に目覚めたきっかけは、現在の夫との出会いだった。

「当時、お付き合いしていた夫に、正直に私の離婚経験や借金について打ち明けたんです。すると彼は、引くことなく“ふたりのこれから”について話してくれました。夫の心の広さに救われて、借金を返すために節約マインドへと切り替えられたんです」