目次
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ー 「懐かしい」昭和のお菓子
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ー 子どものころは高級品 ー 今でも欲しいあのカンヅメ!
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ー 発売当時の衝撃
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ー ベスト3はお酒のお供にもなる…

 

 激動の時代と呼ばれる昭和は、西暦1926年に元年を迎えた。そのため“昭和100年”にあたる今年は、昭和時代にちなんだイベントの開催も多数予定されている。週刊女性も昭和100年にあやかり、令和も愛される“昭和生まれのお菓子”に注目。昭和時代に幼少期を過ごした40歳以上70歳以下の大人男女にアンケートを実施した。

「懐かしい」昭和のお菓子

10位:31票きのこの山(1975年 明治)
10位:31票きのこの山(1975年 明治)

 コラムニストの辛酸なめ子さんは、つい最近、昭和のお菓子を懐かしむ機会があったと次のように語る。

「先日お会いした方に、ご自分の写真を外装にあしらった『ビスコ』をいただいたんです。有名なお菓子の中には、カスタマイズできるものも多いと知って驚きました」

 時代とともにお菓子の楽しみ方も変化しているようだ。昭和から令和まで生き残り、栄光をつかむのはどのお菓子

 第10位に滑り込んだのは、明治の『きのこの山』。'75年にきのこを模したチョコスナックとして発売され、現在も人気のお菓子だ。おいしさに関するコメントに加えて、ほぼ確実に一緒に名前が挙がっていたのが、同じく明治の『たけのこの里』('79年)だ。

「たけのこの里よりもカリッとした食感のきのこの山のほうが好き」(東京都・53歳・女性)との声もあるが、はたして『たけのこの里』はランクインしているのか。続きを見てみよう。

9位:32票キャラメルコーン(1971年 東ハト)
9位:32票キャラメルコーン(1971年 東ハト)

 9位はキャラメルの風味とサクッとした食感が魅力の『キャラメルコーン』('71年 東ハト)。アンケートでは「メインのキャラメルコーンもおいしいが、最後に残ったローストピーナツのしょっぱさが、さらにおいしさを演出していると思う。当時、こんなお菓子は初めて食べたので驚いた」(福岡県・66歳・男性)や「ピーナツが好きで『もっと入れてほしい』と思っていた」(東京都・65歳・男性)などの声が多数寄せられた。ピーナツという名脇役があっての人気なのかも。