《ある女優さんは身辺整理をしようとしたら、全く貯金が無かったそうなのです。(中略)結局、自宅を担保にしてお金を借り、彼女は旅立っていきました》
記事中で女優の実名は明らかにされていない。そのため芸能界やネット上ではさまざまな名前が取りざたされた。
「中でも最有力とされたのが、『渡鬼』で一緒に仕事をし、2012 年に亡くなられた森光子さんでした」(スポーツ紙記者)
三回忌を前に親族との遺産問題が暴露されてしまった森さん。しかし、ある東宝関係者はこう反論する。
「森さんの関係者も“うちじゃないのに、マスコミから問い合わせがあって困った”と言ってましたよ」
では、石井が話した女優とはいったい誰なのか─。
「森さんと同じ年に亡くなられた淡島千景さんのことでしょう。彼女は自宅を抵当に6000万円を借り、そのまま亡くなってしまった」(芸能プロ関係者)
都内一等地にあった白いレンガ造りの“淡島御殿”はもうない。
「石井先生は金銭的に困っていた淡島さんを『渡鬼』の最終シリーズに出演させました。脚本を担当した橋田壽賀子先生も、“『渡鬼』で初めて役者さんのために役を作った”と笑っておられましたよ。石井先生がTBSに払わせたギャラは1話200万円と聞いています」(TBS関係者)
そこで、石井サイドに記事の真相を尋ねてみたが、記事についてのコメントは得られなかった。