「アメリカのロサンゼルスで生まれ育った千葉真一さんの長男の真剣(まっけん)佑(ゆう)が木村佳乃を始め杏や松坂桃李、菅田将暉など人気俳優が多く所属する大手芸能プロダクションのトップコートに移籍することになりました」(スポーツ紙記者)
'05年、9歳のときに『アストロ球団』(テレビ朝日系)でドラマデビューし、'13年には地元ハリウッドで映画主演を果たしている真剣佑。彼が本格的に日本で活動を始めたのは'14年のことだ。昨年、公開された映画『ちはやふる-上の句-/下の句‐』で第40回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。今年もすでに出演した映画が2本公開され、夏には最新作が公開される。
「父親同様に子どものころから空手や器械体操、水泳、乗馬などのスポーツが得意で空手は大会で優勝するほどの実力です。それだけでなく、ピアノやフルート、アルトサックスなどの楽器の演奏も得意なんです」(芸能プロ幹部)
そんな彼が、なぜ今事務所を移籍したのか?
「彼は千葉さんの個人事務所に所属していて、一応大手の事務所が業務提携して窓口になっていたんですが、千葉さんがむやみやたらに自分の知り合いの事務所に息子のことを頼んで回るので、扱いに困っていたようなんです。今回の移籍に関しても、まったく知らなかったようですし……」(映画配給会社社員)
父親としては息子のことを心配してということなのだろうが、
「千葉さん自身も、仕事の話になると、所属事務所だというところが7社も8社も出てきて困ってしまうんですよ。それに必ず真剣佑と父子共演したいと言い出すため、息子にも仕事のオファーがしにくい状況でした」(前出・芸能プロ幹部)
人気が出てきているにも関わらず、そんな状況では思うように仕事ができない。そこで、
「松坂桃李や菅田将暉を担当するチーフマネージャーに自分で電話して売り込んだみたいですね。今までは父親の七光りだけで注目されていたところもありましたから、本人としてもなんとか“父離れ”して、自分で活路を見出そうとしたんじゃないでしょうか」(同・芸能プロ幹部)
心機一転ということなのだろうか。新事務所に移籍することを契機に芸名も変わり、新しい名前は『新田(あらた)真剣佑』となるそう。そもそも真剣佑という名前は、
「千葉さんが“真実の剣を持って人の右に出る”という意味で命名しました」(千葉の知人)
新事務所のトップコートに移籍について聞いてみると、
「移籍のいきさつや芸名を変えた経緯については、お話しできません」
とのことだったが、はたして彼は新しい大地で、父親の右に出ることはできるのだろうか――。