身体を張ったエピソードも、ユーモアたっぷりに話す大泉。彼の周りには、取材中はもちろん、常に“笑い”があふれている。
「僕にとっては“マグロが泳いでないと死んでしまう”みたいなもので、笑いがないとつらくて仕方がなくて。さすがに家では違いますけどね(笑)。舞台挨拶とかお客さんがいるものに関しては、わざわざ来てくれるものだし“笑ってもらわなきゃ”って強迫観念もある。それはもう性でしかないんです」
ぶっちゃけ、人から嫌われたくない気持ちも?
「あるある! めちゃくちゃある! 世界中から好かれたいもん(笑)。取材でも本当はマジメな話だけしていればいいんだけど、笑わせようとしたり余計なこと言うから、自分でインタビュー原稿を校正せざるをえなくなる。
なんせ世界中から好かれたい男だから、誤解されては困る(笑)。直接聞いてれば笑いになることも、文字になるとニュアンスが違って聞こえることもあるので」
というわけで、彼のもとには取材を受けるたびに原稿が山のように届くそうで……。
「あ、先に言わせていただきますと、締め切りは守れないタイプなのでよろしくお願いします(笑)。おそらく週刊女性にも迷惑かけてしまうかと……ごめんなさい!」
(※無事、間に合いました!)
『探偵』への特別な思い
「地元の北海道で撮っているということもあり、勝手に背負っているものがあるような気がして。でも僕の役者としてのステップ・階段を大きく1段上げてくれた作品であることには違いないから、それはとてつもない思い入れがあります。それに僕はこの作品の世界観が好きとしかいいようがない。シリーズで出させてもらって、役者としてこれ以上ない幸せだと思っています」
モテる探偵、甘える大泉
「“探偵”って優しいし、一緒にいたら楽しいだろうし、女性からしたら頼れる感じがあるんでしょうね。僕自身はまったく逆。根っからの末っ子気質で、甘えればなんとかなると思ってるとこがある(笑)。理想の女性像? 僕は話したいタイプなので、やっぱり聞き上手な方がいいですね。と、言いつつ僕の奥さんはあんまり聞いてくれませんけど(笑)ハハハハ」
<出演情報>
映画『探偵はBARにいる3』
12月1日(金)全国ロードショー
大泉が演じる“探偵”と松田龍平演じる相棒の高田が、謎の美女からの依頼を受け(もはやお約束!)、事件に巻き込まれながら真相に迫っていくハードボイルド劇。あるとき、2人のもとに、恋人・麗子(前田敦子)が突然失踪したと高田の後輩からの依頼が。その麗子の行方には謎多き美女・マリ(北川景子)が深く関わっていて―。