実家で暮らしていますが、お金は自分で稼いでいます。肉体労働していますよ。めちゃめちゃつらいですよ(笑)。

 遺品整理のバイトは現場があれば毎日行っています。でも、お金は全然貯まりませんね。給料も少ないので、たまに飲みに行ってもビール1杯くらいしか飲めなくて……

ーーバーでは、あの件でいじられてると聞きました。

ハハハハ! めちゃめちゃネタにされてますね。でも、俺の友達は変に気を遣わないんです。無神経なやつが多くて……。でも、そのほうが俺は助かりますけどね。変に気遣われるとこっちも気を遣いますから。

 単純におもしろがってるんじゃないですかね。釈放された後も、友達連中からは“高畑、お疲れ。申し訳ないけど超笑ったわ”って言われましたから

 話しているとき、パトカーが目の前を通った。裕太の目がいたずらっぽく光る。

あれ、記者さんの天敵でしょ?(笑)友達といるときにパトカーが来ると、“おい、お前迎えに来てんぞ!”なんていじられますよ

 騒動から2年がたち、“自虐ギャグ”が定番になったようだ。

母・淳子に「全部あの人の主観」

ーーお母さまと今後のことを話し合ったりはしますか?

「いや全然話さないです。相談すると全部あの人の主観で答えちゃうんですよ。だから、俺のやりたいこととあの人のやりたいことがマッチしない。母親と今後のことを話すのは、イヤなんです!」

 強い口調で、母・淳子には相談をしないと話す。

ーー仲よし親子だと思っていたんですが……。

「仲はいいですよ。世間話やくだらない話もします。でも、もともと仕事のことはそんなに話していませんでした。

 俺は自分がこうやりたいという気持ちがすごく強いんです。そこに人が介入してくると自分の中のルーティーンみたいなものが崩れるんです」

 母から指示されるのも煩わしいと話す。復帰への青写真は、自分で描きたいようだ。