映画では’90年代音楽も
――映画で流れる’90年代音楽も懐かしかったのでは?
小池「私の高校生時代は、安室(奈美恵)ちゃん一色でした。衣装もメイクもまねしたし。安室ちゃんにもこの作品、見てほしいな」
篠原「私と同じく安室ちゃんもTK(小室哲哉)ファミリーだから、見てくれそうな気がする。(作品の音楽を担当している)小室さんは恩師って感じですね、私の中で。
東京パフォーマンスドールを抜けてひとりでやりたいと思っていたとき、小室さんに出会って、歌がヒットして、“私、結構いけるんだ!”って小室さんから離れたら一気に売れなくなって。
感謝をしっかり伝えられないまま時間が過ぎてしまって。20何年ぶりにお会いして“あのときは、本当にありがとうございました”って話もできたし、すごくいい巡りあわせというか、ご縁を感じました。
安室ちゃんは、自分の歌が低迷しているときにドンと人気が出てきたかな。私が歌から演技の道に入ってしばらくして、スーパーで偶然、彼女に会ったんです。
“涼子さん、いつもドラマ見てます”って安室ちゃんから声をかけられて。頑張ろうって思いました。TKファミリーだったふたりが、こうやって、また同じ作品で集まれて。小室さんも今作で引退するということもあって、特別な意味のある映画だと感じています」
――見る人それぞれの立場で出演者に感情移入しながら、自身の過去を振り返り、未来を想像することができる作品ですが、特に見てほしいシーンは?
小池「絞るのが難しいですね」
板谷「全部いいよね」
篠原「私は、(板谷)由夏ちゃんとの病室のシーンがすごくいいなと思ってる。映画がスタートする場所だから」
ともさか「試写会で見たとき、展開を知っているはずなのに感動してしまって。お葬式でみんなで踊ったところも、不思議な涙がこみあげてくるというか……」