結成15年未満による漫才日本一決定戦『M―1グランプリ2018』(テレビ朝日系)で、4640組の頂点に立った霜降り明星。
平成最後の大会となった今大会。ボケまくるせいやを、短いが的確なワードで次々とツッコんでいく粗品という新感覚漫才で、初の平成生まれコンビにして番組史上、最年少の優勝者に。
関係者によると「昨日の深夜の段階でオファーは60本。今もマネージャーの電話は鳴りやまない」状態。そんな2人に、大会翌日に直撃!
せいや「優勝後、LINEは400件ぐらい届きましたね」
粗品「僕は401件ぐらい(笑)」
せいや「そこ張り合わなくても(笑)。中でもうれしかったのは、2016年『M-1』チャンピオンでもある銀シャリの橋本さんの“お前ら天才だな、うらやましいわ”というメッセージ。この言葉にはグッときました。
敗者復活から勝ち上がって、決勝で一緒に戦ったミキの亜生も“ほんま、おめでとう!”って喜んでくれて……本当、いい奴ばかりです」
粗品「銀シャリの鰻さんからは“これからが勝負やな!”って、応援のメッセージが届きました。敗者復活で負けてしまった、からし蓮根の2人は仕事がないころから一緒にやっている仲間なのですが、ともになかなか結果が出なくて。
毎回悔しい結果になっていたので、“俺ら、チクショーしか言ってない。『お笑いチクショー道』だな”って言っていたんです。でも昨日、そんなからし蓮根から“『チクショー道』完結したね”と届いたときはウルっとしました」
番組では1位から3位までを視聴者が予想する企画も行われていたが、霜降り明星は初出場ということもあり、優勝予想では10組中6位というダークホース的扱いだった。
せいや「今年は視聴者の方への顔見せぐらいのつもりで臨んでいたんです。力が入りすぎていないのがよかったのかも」
粗品「(昨年から導入された出番順を決定する)笑神籤(えみくじ)で、最初に引かれたのが見取り図さんだったのですが、文字の組み合わせ的に一瞬、僕らに見えて。初出場なのに、トップバッター? と、あの瞬間は冷や汗が流れました。でもそれ以外は、あまり期待されていなかった分、プレッシャーは感じなかったです」
せいや「まさか優勝すると思っていなかったので、大阪の家で鍋の仕込みをしてきたまま出てきちゃったぐらい(笑)。おかげさまで今日だけで13本ほど仕事をいただいたので、鍋の具材が腐らないか心配です」
粗品「仕事のことを心配しろよ!」