「インターネットでよく見かける“ラクに儲(もう)かる” “誰でも簡単” “すぐ稼げる”というのは、危険ワードです。絶対に手を出さないでください。そんなものがあれば、僕がやっています」
とITジャーナリストの三上洋さん。特にいま、気をつけたいのは情報商材に関する詐欺だという。
「“1日数分の作業で月に数百万円を稼げます” “○円が○億円になる投資法があります”といったお金儲けのノウハウと称して、情報を売ってきます。その手段はさまざま。パソコンやスマホでダウンロードして読む形式のものや、動画やメルマガ、アプリケーションで配信するほか、冊子やDVDにして契約者に送付する場合も。いずれにせよ、そこに書かれた情報はデタラメなので、実際に儲かるわけがありません」
商材を売りつけるだけでなく、高額なセミナーやコンサルティングに勧誘、契約を迫るケースも。
「実際に被害に遭った女性から相談を受けたことがありますが、子育てで仕事ができず、生活に困っている方でした。そういったときこそ飛びつきやすいので気をつけてください」
国民生活センターによると、'17年度の情報商材詐欺の相談件数は6593件。前年度に比べると倍以上に増えており、注意が必要だ。