3月中旬、都内にある自宅マンションの駐車場から、車に乗り込もうとした今井に話を聞いた。
─こちらに引っ越されたということは、ご結婚の準備が進んでいると?
「そうですね。公表するかどうかも考えていまして……」
(あっさり再々婚を認める)
─すでに入籍されて?
「してません。してません」
─今回はどんな方ですか?
「一応、企業の社長さんです」
─いつごろから交際に?
「4年くらい前に知り合い、友人として普通に相談ごとなどをする仲だったんです。交際が始まった時期については、相手があることなので詳しくは話せませんが、子どもたちが自然に彼と話しているなって。
すごく懐いているんです。今までは出会ってから交際までが短かったですし、すべてが短かったんですが、今回はそこが大きく違うんです。自分は離婚歴が2回ありますし、すごく慎重にはなりました」
世間的には不正と思われても
─今まで児童扶養手当を受給されていましたよね?
「そうですね。シングルマザーでずっと生活をしてきているので」
(そう言うと、不審そうに記者の顔を見る)
─昨年くらいまで受給されていた?
「ちょっと、それについては詳しくはごめんなさい。何も言うことができません」
─シングルマザーでも、年収が基準を超えると不正受給になるのはご存じでしたか?
「はいはい。でも、今は何も言うことができないんです。すみません。今は時間がないので、すみません……」
そう言うと、後日、編集部へ連絡することを約束し、車に乗り込んで走り去った。
そして翌日、約束どおり彼女は編集部へ電話をかけてきてくれた。
─児童扶養手当はもらってはいたが、収入が基準を超えていたときはもらっていない?
「はい。手当に関しては、収入があった……、いつの時期に、どうしていたかはお答えしたくないのですが……。収入は確かにありました。申告したうえで、もらえる額というのは決まっています。ただ、いろんな債務に追われていて……」
─年間1000万円ほど収入があっても、大部分を借金返済に充て、生活費は国が定めた268万円以下だった?
「情けない話ですが、そうなんです。月々の返済額もそうですし、そういった証明もあるんです。それを身近な人は知っているんですが、世間的に見れば“不正しているんじゃないの?”って思われてもしかたないのかなあって思いますね。事実はそういうことなんです。債務はすべて返すことはできたんです。本当にリアルな話ですみません」
─借金を返済して、新たなパートナーも見つけて、再スタートを切るということ?
「今後は、自分が取得しているスノーボードの審判員と指導員の資格を生かした活動をしていきたいです。芸能活動は考え中です。セクシーな仕事に関しては結婚後はもちろんするつもりはありません」
新しい幸せを手に入れた今井。だが、過去をしっかりと見つめ直すこともときには必要ではないだろうか―。