高級車と観覧車
──報道によると2月に交際を始めていて、インスタで初投稿をしたのが3月の初旬。SNSを始めたのも彼女の影響だったりするのかもしれませんね……。
「ビールグラスの写真が彼の最初の投稿ということを考えたら、匂わせインスタも“ようやく他人にアピールできるものができた”という気持ちの表れだったのかもしれません。
しかし、今はコメント欄も荒らされ放題で、小田原城下にいる猿の動画を投稿したものには、“この猿もあおる気?”といったコメントが書き込まれていました。また、観覧車が好きなようで、写真や動画をたびたびアップしているのですが、あれほどゆっくり動く乗り物に惹かれているのにもかかわらず、乱暴なあおり運転の常習者だというのもどうも不思議です」
──高級車と観覧車が宮崎容疑者の二面性をあらわしているのでしょうか……。確かに送検される宮崎容疑者の様子も、なんだか弱々しくみえましたよね。ほかにも喜本容疑者がはじめ「ガラケーの女」と呼ばれていたように、ふたりが同じガラケーを持っていることも話題になりました。
「ネットではなぜか彼らが使っているケータイの機種を特定している人もいたのですが、あれは厳密にはガラケーではなく、“ガラホ”と呼ばれるものだそうです。形はガラケーなのですが、中身はスマホに近い性能を備えている。ふたりが使っていたのも今年の2月に発売されたばかりのもので、カメラの画質は800万画素もあるとか。
ふたりとも同じもの使っているということは、フリック操作が苦手なのでしょうか……? そんな共通点も運命的ですよね。ブラック・ゴールド・ピンクと3種類のカラーバリエーションがあるなかで、宮崎容疑者がなぜピンクを選んだのかも気になります」
──ワイドショーでは犯罪を犯しながら各地を回るふたりの無軌道な行動を「ボニーとクライドみたいだ」と喩(たと)えているコメンテーターもいました。
「ボニーとクライドに関しては犯罪者だけれども“おしゃれ感”みたいなものがありましたが、あのふたりにはそれは皆無ですよね。逮捕の瞬間、引き裂かれるふたりが“手をつなぎたい”と叫び合っているのには若干それを感じさせましたけど……。
日本各地であおり運転を繰り返したふたりですが、その犯行がエスカレートするにつれて、恐怖と同時に興奮を感じて恋愛における“吊り橋効果”じゃないですけど、“あおり運転効果”のようなものもあったのかもしれません。
また、逮捕される瞬間の宮崎容疑者が警察に対してまくし立てているのをみても、実際はかなりちっちゃい男だと思います。だからこそ、高級車を加速運転したり、ホテルでカッコつけたポージングをすることで自分を大きくみせていたのではないでしょうか」
──そんな彼が逮捕の映像で彼女のことを「喜本さん!」と名字で呼んでいるのはなんだか意外に感じられましたが。
「ふたりが訪れた飲食店の店員さんがふたりの印象について取材を受けた際に、“男性が女性を叱り飛ばしていて、まるで上司と部下のようだった”と話している報道もありましたし、この名字呼びも上司・部下プレイの一環なのかもしれません。
最後パトカーに乗せられる瞬間も彼女のほうを振り返り目に焼きつけようとしながら、“決して君のことを忘れない”とばかりに彼女の名前を叫んでいましたよね。元KAT -TUNの田口淳之介と小嶺麗奈さんも大麻で捕まったあと、法廷で“結婚したい”と公開プロボーズをしていましたが、ふたりもこの逮捕劇でむしろ絆を深めてしまったのではないでしょうか。あとあと振り返って“あのときお互いの名前呼び合ったよね”と、美しい思い出に変換されてしまうのかも」