皇室取材で培われたご縁
昭和天皇の崩御報道でも活躍し、平成になっても現場での取材を続けた渡邉さん。
新皇后雅子さまが結婚前の外務省時代、英国・オックスフォード大学に留学されていたときも現地で直撃取材をしている。そんな皇室取材で培われた関係でこんな縁にも恵まれた。
「日テレを退職後は、取材を通じて可愛がっていただいた高松宮妃喜久子さまの侍女長として働かないかというお誘いもありました。しかし、大学や執筆の仕事があったのでお断りしました。
日本記者クラブ40周年のお祝いの会合では接遇委員として美智子さまとお話しする時間を3分間いただいたこともとても名誉なことでしたね」
渡邉さんは、体力がゆるす限り、美智子さまの研究や取材を続け、若い人たちに伝えていくつもりだという。