9月まで関西大学のアイススケート部監督を務めていた、フィギュアスケーターの織田信成(32)が、“涙のモラハラ提訴会見”を開いたのは11月18日のこと。

「織田さんは、関西大学スケート部のコーチである濱田美栄さん(60)からモラルハラスメントを受けたとして、1100万円の慰謝料などを求めて大阪地裁に提訴しています。生徒の練習方針をめぐり、濱田コーチと意見が対立した織田さんは、一昨年の3月ごろから無視、陰口といったハラスメントを受け始めたといいます」(スポーツ紙記者)

関西大学が調査するも、織田は劣勢!?

 会見では、7月1日に同大学の芝井敬司学長らと面談したものの、これといった対応はなかったことも語られていた。しかし12月10日、大学側が突如、織田の申し出をもとに関係者へヒアリングを行った調査結果を公表したのだ。

「大学側は、織田さんの要望である“練習時間の変更”や“部則の変更”“濱田コーチへの不満点と同コーチの解任”について、関係者への調査を行いました。しかし、ほかのコーチや保護者を対象に行われた調査結果は、会見で語られた織田さんの言葉を真っ向から否定するような意見ばかりで、濱田コーチの主張が正しいと見られるものが多かったようです」(同・スポーツ紙記者)

 この結果をもとに、大学側は織田の要望を「妥当ではない」と判断。また一部では、会見内容に異議を唱えるコーチが出ていると報じられるなど、織田が不利な状況が続いている。

「今回公表されたのはハラスメントの有無に直接関係がない部分でしたが、モラハラについても、ほかのコーチ陣は濱田コーチに同調するような見解を持っている可能性が高い。織田さんに協力してくれる証人がいるのか疑問ですね」(関西大学関係者)

 法廷で争うのではなく、和解という道も残されているが、提訴された本人はどう思っているのだろうか。

濱田コーチは和解はしないでしょうね。彼女のこれまでのキャリアや自分の名前に傷がつく可能性を考えると、真っ向から争っていくと思います」(スケート連盟関係者)

 モラハラの被害を主張しているにもかかわらず、旗色の悪い織田だが、勝てる可能性はあるのだろうか。