お金の賢い使い方
日々のちょっとした出費も回数を重ねれば大きな金額に。同じお金を使うなら、コスパのいい方法を選んで賢く充実した生活を送ろう!
【コストコなどでまとめ買いVSちょこちょこ買い】
→4か条をクリアしていればまとめ買いがトク!
安くて高品質で量が多いので、ついついまとめ買いをしたくなります。ただし、買い込んだ大量の食材は、賞味期限内にはとても食べきることができません。結果的に、冷凍保存をすることになります。
ということで、(1)冷凍できる食品を買う (2)買った食品を広い冷凍庫で保存できる (3)料理のレパートリーが多く冷凍した食品をおいしく活用できる (4)食べ盛りの子どもがいる、以上の4か条をクリアした人だけがまとめ買いのメリットを享受できるでしょう。
【現金払いVSキャッシュレス決済】
→ポイント貧乏にならないよう要注意!
2019年10月の消費税増税に合わせ、今年の6月までは現金を使わずに「キャッシュレス決済」で買い物をした場合、購入代金の2~5%のポイント還元が行われます。
キャッシュレス決済は一見、おトクに見えますが「今日はポイント5倍DAYだから♪」と余計なものまで買っていませんか? それはれっきとした無駄遣いです。
また、キャッシュレス決済に慣れてしまうと、お財布からお金が消えていく痛みに鈍くなります。その結果、ついつい無駄遣いをしてしまうというデメリットも生まれるのです。
【浄水器VSペットボトルの水】
→浄水器がおトクだけれどカートリッジ交換に注意!
一定の条件下で蛇口直結型の浄水器とペットボトルの水の年間コストを比較してみると、浄水器のほうが各段にコスパに優れています。
ただし、蛇口直結型の浄水器は、定期的にカートリッジを交換しなければなりません。ケチって交換をサボっていると内部は水垢やぬめりで悲惨な状態になってしまうので、注意が必要です。
【1万円の高級傘VSコンビニ傘】
→1万円の高級傘のほうがコスパがいい!
日本の年間降水量は世界13位。ところが、傘の年間消費量と1人当たりの所持本数は世界一だそうです。これだけで日本人の傘好きがわかりますね。
そんな傘好きの日本人だからこそ、高級傘を選ぶ理由は、コストをはるかに上回るカッコよさと信頼を得られるから。突然の雨にビニール傘を使うのはいいのですが、朝から雨の日に持ち歩いていたり、よく見ると、使い古して茶色くなっていたりするのはちょっと残念な印象です。
逆に、高級な傘を持っている人はそれだけで「仕事ができそう」「心にゆとりがあるんだなぁ」と好印象を持たれるものです。
メニューの値段を気にせず注文できる「焼き肉食べ放題」。子どもや孫と一緒に、アトラクション感覚で楽しむ方も多いのでは。
この焼き肉食べ放題で、「元を取る」のは可能か否か。まず肉の原価をみると、焼き肉食べ放題の肉の原価はおよそ1グラム1円。「90分食べ放題2980円」なら、3000グラム=3キロ食べないと元は取れません。食べ放題は、お店がもうかる仕組みなのでしょう。
しかし、どうしても元を取りたければ、原価の高い牛タンや豚トロを狙えば、元は取れなくても近づけるはずです(逆にカルビやロースは原価が安い)。
ちなみに、原価率がいちばん高いのは野菜。野菜でお腹を膨らますのはもったいないと思われがちですが、野菜も適度に食べたほうがコスパ的にはトクです。
とはいえ、原価を気にして食べても楽しくありません。食べ放題ならではの、「かしこまらないコミュニケーション」の楽しさを十分に味わいましょう!