老けない脳を作るための生活習慣
【1】腹七分目の食事でよく噛む
メタボリック・シンドロームは脳にも悪影響を及ぼし、認知症のリスクが上がる。食事は腹七分目に抑えるのが正解。また咀嚼で脳の血流が上がることが証明。ひと口30回を目指して、よくかんで。
【2】1日8000歩のウォーキング
適度な運動は脳の活性化に不可欠。歩くときはいつもより少し早足で、左右の手足をリズミカルに動かすことを意識して。1日30分以上を目標に、週に3日程度からチャレンジを。
【3】良質な睡眠をとる
睡眠時間は6〜8時間を確保したいが、なかなか夜眠れない場合は、昼寝でカバー。ぐっすり眠るのではなく、午後1時〜3時の30分以内、明るい部屋で、イスやソファなどで行うこと。霜田先生ご自身も、午前と午後の診療の合間に、毎日15分間の昼寝タイムを設けている。
【4】脳を飽きさせない
“生活の中にちょっとした楽しみがあるだけで脳は活性化する”と霜田先生。映画を見る、美術館に行く、何かを集めるなど、趣味未満でいいので、自分が楽しめる小さなことを、広く浅く10個以上は持っておきたい。
【5】脳の疲れをとる
何も考えずに過ごす時間は、脳の疲労回復ができる大切な時間。霜田先生はここ10年以上どんなに忙しくても毎日欠かさず「朝カフェ」でぼーっと過ごす時間を作っているそう。
「頭がスッキリして、よい状態で仕事を始めることができます」
●脳を若返らせるための5つの生活習慣
1. 腹七分目の食事でよく噛む
2. 1日8000歩のウォーキング
3. 脳を飽きさせない
4. 脳の疲れをとる
5. 1日1〜2杯の赤ワインで脳が活性化!
赤ワインに含まれるポリフェノールには動脈硬化を予防するなどさまざまな健康効果があることが知られている。さらに脳の記憶をつかさどる海馬を活性化させる働きがあるという実験結果も発表されている。とはいえ、飲みすぎはNG。脳の働きを高めるためなら、食事とともに、1日1〜2杯程度が目安。