バラエティー番組でも活躍していたのが田口浩正(52)。『特捜9』(テレビ朝日系)の矢沢英明役でもおなじみだ。
「田口さんは'08年の『R−1ぐらんぷり』で優勝したピン芸人の芋洗坂係長と、かつて『テンション』というお笑いコンビを組んでいたんです。高校卒業後に俳優を目指して劇団に入るも仕送りはなく、アルバイトでぎりぎりの生活を送っていたとか。上京から1年間は、お風呂や電話がない部屋で暮らしながら、食費を浮かすためにまかないつきの居酒屋で働いていたそうです」(田口の知人)
クセがないのに独特な存在感があり、あらゆる役柄をこなす吹越満(55)は、お笑い演劇集団『ワハハ本舗』出身。
「彼はとても変わっていて“生活のためにバイトして、役者では食べられない”という雰囲気に憧れて、高校を出た後に地元の青森から上京したと聞きました。“社会の仕組みからはずれている人に憧れていた”とも話していましたね。上京したときに“どうせ東京で車を買って乗ることはないだろう”と、運転免許証は捨ててしまったそうです」(劇団関係者)
最後は“濃ゆいオッサン”を演じたら右に出る者はいないマキタスポーツ(50)。
「28歳のときに『浅草キッド』が主催していたお笑いライブで芸人デビュー。歌ネタが持ち味でしたが役者としてブレイクするきっかけとなったのが、'12年に公開された映画『苦役列車』です。主人公に影響を与える小汚い先輩役を好演して『ブルーリボン賞』を獲得しました。
仕事が激減していた30代後半に交際相手とできちゃった結婚し、生活苦のためにラブホテルの清掃バイトはずっと続けていたのですが、そんなころに『苦役列車』への出演でブレイクしたので、当時のことを“まさに自分が苦役列車状態だったよ(笑)”と、周囲に話しているそうです」(テレビ局関係者)
お笑い出身だからこそ、生み出せる感動がある!