家族4年間の苦しみを考えてほしいです
“現場復帰宣言”をした息子のことを、今はどう考えているのか。
12月上旬、自宅から自転車で出かける淳子を直撃した。
─息子さんの現場復帰おめでとうございます。今回の宣言をどう思っていますか?
「……まず、あの事件に対して、あなたはどう考えていらっしゃいますか? 本当に息子が、あんなことをしたと思われているのですか?」
質問に応じず、記者に向けて見解を問い返す彼女は、事件に関する報道に不満を持っている様子だった。
─確かに事件の情報は、各社で交錯していましたが……。
「だったら、管轄の警察にお聞きになればいいじゃないですか? あのとき、私たちはメディアに追いかけられて、事実を正すよりも平穏が欲しかったんです」
事件当時、謝罪したのはバッシングを鎮めるためだったと語る彼女は、被害者側にも不信感を抱いている。
「相手は被害届を出してすぐに“いくら出すんだ”と示談金を要求してくるなど、非常識なところがありました。それで警察は彼らの言い分がおかしいと判断して、不起訴処分にしたんです」
事件を仕組まれたものと訴えながら、息子の現状を葛藤と苦悩を交えて語る。
「私も親バカかもしれませんが……。逃げてばかりじゃいけないなと思っています。私たち家族の4年間の苦しみを考えてほしいです」
そう言い残すと、自転車に乗って去っていった。
裕太にも公式サイトを通して復帰宣言についての質問を送ったところ、
「これまでもいっさい取材はお受けしておらず、現況その予定は立っておりません。恐縮ですが、ご期待に応えるのは難しいかと思います」
と、返信が返ってきた。
「将来的には映画に出たいという思いがあるようで、今は舞台や動画配信などで活動の場を広げていきたいと周囲に語っているそうです」(前出・芸能プロ関係者)
彼の姿が画面で見られる日も、そう遠くないのかもしれない。