キャッシュレスは“お金を使う”感覚が薄れる
●アクション3 支払いツールの1本化を
封筒に分けて予算組みするなど、現金のほうが見える形で管理しやすいのですが「キャッシュレス化が進み、さまざまなサービスが充実してきたいま、活用しやすいほうを取り入れて」と横山さん。しかしキャッシュレスは便利さゆえの注意点も。
「例えば、携帯料金とまとめて請求が来る支払い設定だと、引き落とし時にチャージ額しか明記されておらず、管理が難しくなることも。内訳を把握できる範囲にとどめて、必ず明細を見る習慣を」
キャッシュレスは“お金を使った”という感覚が薄れ、支払いを忘れることもあるという横山さん。使いすぎにも注意!
●アクション4 引っ越しを考える
コロナ禍で大きく働き方が変わり、今までの住まいに関する考え方が変わった人も。
「引っ越しとなると少々コストがかかるものの、郊外へ出るなどして家賃が減ればペイできますね。ほかにも更新時、管理会社や大家さんに家賃の値下げ交渉をしてみるのも一手です。空き部屋になるよりはと下げてくれることも」
さらに大手キャリアの格安プランも登場している通信費。
「やはり携帯代は大きい。自宅や会社にWi-fiがあるなら、格安スマホへの乗り換えの検討を。価格は3分の1程度になることも。ちなみにわが家は子ども5人分含めて、スマホ7台で月1万円です」
また、保険は“いまの自分”にぴったりのものに入っている人は少ないのだとか。
「こればかりは、保険会社にしがらみのない、FPに見てもらうのがいい。ポイントはお金を払って見てもらうことです。何年もムダなお金を払うことを考えると、この出費は必要経費だと思います」
◆固定の支出は短期ではなく長期で考えよう!
例えば、いま契約しているサービス。月々は少額でも年単位で必ず考えてみよう。長期でいくらか計算したうえで、本当に必要なものか、適切なものかを考えて。