『天までとどけ』の“家族”について話していたことも。

「“子役の俳優さんたちがかわいいんだよ。みんな大きくなっちゃってね~”って、よく言ってました。10年以上前、岡江さんといらしたこともあります。岡江さんも、あのままの明るくて気さくな方でした。まさか同じ年に亡くなるとは……」(『二葉』の店主の男性)

 岡江さんは、昨年4月6日に新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった。立て続けに“両親”を亡くした子どもたちは悲しみに暮れている。

 河相は1月13日にブログを更新。

《お母さんに続いてお父さんも亡くなってしまうなんて…未だ実感がありません》

 四男・五郎を演じた須藤公一もコメントを発表した。

《お2人の事を“お父さん”“お母さん”とずっと呼べた事幸せでした 感謝しかありません。謹んでご冥福をお祈り申し上げます》

まるで本当の家族のように

 長く家族を演じているうちに、実の親子のような絆ができていた。

「綿引さんにはお子さんがいなかったんですが、本当にお父さんのような存在になっていました。子役たちが撮影中、勝手に話してもアドリブでフォローしたり、彼らに手本を見せるかのようにセリフを完璧に覚えて現場に入って、NGを出しませんでしたね」(前出・スポーツ紙記者)

 それだけ密接な時間を共有していたせいか、放送開始から30年という月日が流れても、いまだに“家族”の交流は続いていた。

毎年、元子役たちが同窓会を開いてるんです。タイミングが合ったときは、綿引さんや岡江さんも参加していました」(芸能プロ関係者)

 本当の家族のようだった丸山家。だが、長女・待子役の若林志穂にわだかまりができてしまった。