お金ドリル 生活費編
・何に支出しているかを把握し、しっかり貯蓄を!
「自分が何にいくら使っているかを把握していない人は多いんです」
生活費の中で大きな割合を占めるスマホ代や、便利なキャッシュレス決済、ポイ活。日々の生活に欠かせないものだからこそ、しっかりと知識を得ることで節約が叶い、お得もゲットできる。
「便利な家計簿アプリなどもあるので、積極的に利用を。毎日体重を量って意識するとダイエットできるのと同じで、最初に“◯◯円貯める”と目標を立て、先取り貯蓄をして支出を意識する。これで家計のスリム化が実現します!」
【第13問】大手キャリアで携帯電話を契約中。60年間使い続けると、1人あたりいくら払ってる?
(1)約230万円
(2)約470万円
(3)約580万円
(4)約720万円
(答え)意外に高額な携帯電話料金
大手3大キャリアユーザーの平均月額料金は2019年時点で8023円。これを60年間使い続けると、総額は577万6560円にも! 必要不可欠な道具とはいえ、通信費は知らず知らずに高額になる可能性が高いので、不要なサービスは解約するなど、節約できる部分は検討を! 正解は(3)。
【第14問】30万円のバッグをクレジットカードで買う場合、月々3万円のリボ払いと、ボーナス一括払いでの差額はいくら?
(1)約1万3000円
(2)約2万円
(3)約3万円
(4)約5万8000円
(答え)安易にリボ払いを選ぶと大変
正解は2。リボ払いの実質年率は15%とかなり高い利率。利用残高は毎月の支払いで減っていき、このケースでの支払い総額は32万625円に(※16)。一方、ボーナス一括払いは手数料がかからないことがほとんどで、その差額は2万円ほどになる。
(※16)今回は元本定額で、毎月の日数を30日として計算。実際の返済金額とは異なる。
【第15問】年間120万円の買い物をした。還元率0.5%と2%のクレジットカードでは、どれだけポイントに差がつく?
(1)変わらない
(2)6000ポイント
(3)1万2000ポイント
(4)1万8000ポイント
(答え)年会費無料のカードは還元率が低め
還元率0.5%では6000ポイント、還元率2%では2万4000ポイント(※17)になり、その差は1万8000ポイントで、正解は(4)。1ポイント=1円と換算すると、その差はかなり大きい。年会費無料のカードは往々にして還元率が低く、長い目でみると年会費を払ったほうが得なケースもある。
(※17)120万円×還元率0.5%=6000ポイント、120万円×還元率2%=2万4000ポイント
1988年生まれ。高知県出身。大手不動産管理会社、ファイナンシャルプランナー会社を経て起業。著書に『読むだけで1億円以上得する! お金ドリル88』(徳間書店)がある。