「再婚したほうがいい?」
明石家さんまがプロデュースしたアニメ映画『漁港の肉子ちゃん』が公開され、話題を集めている。完成披露報告会では、公の場では久しぶりとなる元妻の大竹しのぶとツーショットを見せ、冒頭のようなトークで盛り上げた。
「マツコさん、Cocomiさん、人気声優の花江夏樹さんなどが脇を固めています。大竹さんに関しては監督たちから名前が挙がってのオファーだったそうですが、さんまさんも本当に嫌ならOKは出さないでしょう」(スポーツ紙記者)
夫婦仲が悪化し、メディアを使って暴露合戦する熊田曜子夫妻のようなケースがある一方で、離婚後も一緒に仕事を続ける夫婦もいる。
「2011年に公開された映画『毎日かあさん』では、2004年に離婚した小泉今日子さんと永瀬正敏さんが夫婦役を演じて大きな話題になりました」(映画ライター)
共演が発表された際、
「いろいろあった私たちだからこそ、できることがあるはずです」
とコメントを寄せていた小泉。その言葉どおり、同作品での演技が高く評価されて『第66回毎日映画コンクール』では女優主演賞に輝いた。
面白がってくれるならいい
2017年に放送されたドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)では浅丘ルリ子と石坂浩二の元夫婦共演も実現。
「浅丘さんは脚本家の倉本聰さんから直々のオファーを受けて出演したそうです。ふたりと仲がいい倉本さんの脚本だけに、“帝国ホテルで豪華に結婚式挙げたじゃない。そのご祝儀返してよ、離婚したんだから”といったふたりの披露宴をイジるセリフがあって話題になりましたね」(テレビ誌編集者)
調べてみると意外と多い元夫婦共演。離婚後、元妻のつちやかおりと何度も共演をしている布川敏和は離婚後も共演する理由をこう明かす。
「最初にオファーをもらったときは面白いなって。昔からメディアに出るからには楽しんでもらいたいというのが僕のポリシー。視聴者のみなさんが“離婚しているのに共演するの⁉”と驚いたり、面白がってくれるならいいなって。もともと離婚後も会う関係だったし、つちやさんに電話したら“いいんじゃない?”と言われたので即決しました」
元夫婦だからこそやりやすい部分も大きいという。
「テレビでは気まずそうにすることもありますが、僕らは17歳から交際していて結婚生活も長かったので、本音を言うと全然やりやすいですね。お互い信頼しているから、共演前に“あの話はNG”みたいに打ち合わせすることもないし、多少の暴露話はOK。うちの場合は子どもたちもそういう話をすることに理解があるというのも大きいですね。やっぱり自分がよくても、家族を傷つけてしまってはダメだと思うので」(布川)