人や機関の協力を得て介護に臨む
介活の第一歩として、元気なうちから親子で介護の話をすることを提言。
「親がどんな介護を望んでいるのか、自分はそれをどこまでサポートできるのか。腹を割って話し合いましょう。親子関係がぎくしゃくしていたら、立て直す機会になるかもしれません」
次に、介護サービスでは口コミの重要性を説く。
「介護サービスのよしあしを見分けるのは難しいものです。口コミを頼りにすると、真の情報を得られます」
それには、相談できる人や機関など、ネットワークを築くことがカギを握る。
「人や機関の協力を得て臨むのが、虐待とは無縁の介護の理想の姿です」
●結城先生が提唱する 介活3か条
(1)元気なうちから親子で「介護」の話を
(2)介護サービスは「口コミ」を重要視せよ
(3)相談できる「人や機関」を持とう
教えてくれたのは……結城康博先生
淑徳大学総合福祉学部教授。介護の現場でケアマネジャーとして働いていた経験があり、社会福祉士、ケアマネジャー、介護福祉士の資格を持つ。『親の介護でパニックになる前に読む本』(講談社)など著書多数。
淑徳大学総合福祉学部教授。介護の現場でケアマネジャーとして働いていた経験があり、社会福祉士、ケアマネジャー、介護福祉士の資格を持つ。『親の介護でパニックになる前に読む本』(講談社)など著書多数。
《取材・文/百瀬康司》
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