お皿は持ちすぎないことがポイント
●料理 献立作り、買い物、調理、片づけ……と工程が多いので、家事のシンプル化は不可欠!
(1)毎日、変える必要はなし!献立は考えない
料理のスタートは「おいしそうな素材を買う」、ゴールは「家族が健康になる」と決めているマキさん。栄養豊富な旬の食材を購入し、平日は、ごはん、みそ汁、肉や魚と野菜を使ったおかずの3品に限定。
「健康になればいいので、バラエティーに富んだメニューにする必要はなし。おかずは塩やしょうゆで味つけを変えれば、炒めるだけでもバリエは広がるもの。スマホで何作ろうと検索する無駄な時間もなくなります」。そのぶん、休日はちょっと手をかけた調理をするようにして、バランスを取っている。
(2)食器は必要最小限に!
「よく使う食器は決まっているもの。それだけを使いやすい場所に置いておけば、取り出すのが簡単で、配膳もスムーズ」。料理によって食器をあれこれ変えると、見た目にはいいかもしれないが、家事は複雑になっていく。
使い勝手のいい食器を厳選するのがポイント。「私は皿洗いが大嫌い。朝食はワンプレート、夕食は大皿盛りで、極力、手間がかからないようにしています」。持たないことで節約にもなる。
(3)ラクな食材を選んで下処理はしない
食材を買うときのルールは、旬の素材であることと、もうひとつ、「調理がラクなもの」。「皮をむいて、アク抜きしたり、下ゆでが必要なものは避けています」。
選ぶなら、火の通りが早いほうれん草や、ゆでるだけで食べられるブロッコリー、そのまま食べられるトマトなど。卵、納豆、豆腐なども調理工程がシンプルだ。逆に里いも、れんこん、じゃがいも、レバーといった食材は下処理が必要なので、平日は避け、週末の時間があるときにチョイス。
(4)手持ちの調理器具で作れないなら作らない
キッチンツールも少数精鋭。「手持ちの道具で作れない料理は作りません」。揚げ物用の鍋やオイルポットはないので、揚げ物は、市販のお惣菜や外食ですます。「卵焼き器もなかったので、卵料理は目玉焼きかゆで卵に限定していました。どれも同じ卵。栄養素は変わらないので、それでよし!」