すぐに片づけられる部屋にすることが肝心

●掃除・片づけ
 肝心なのは「掃除しよう」と頭で考えないこと。無意識にきれいにする「ながら」術を!

(1)「掃除しなくちゃ」という気持ちを持たない

「『さぁ、やるか』という気合は不要。ストレスだし、よけい面倒に感じてしまいます。おすすめは、“ついで”掃除」。手を洗ったついでに手の泡でサッと洗面ボウルをぬぐい、トイレに入ったついでに床をサッと拭いたり、入浴中にボディタオルで浴槽を洗ったり。調理後はコンロが温かく汚れがとれやすいので軽く拭くなど。

「洗面所を掃除しようと思わず、手についた泡がもったいないのでこすっておこう、という気持ちの切り替えが大事。掃除のハードルが下がります」。専用の洗剤も不要!

(2)ロボットに頼り掃除機は使わない

 重い掃除機を出して、組み立て、コンセントに差し込んで……掃除機をかけるのは重労働のひとつ。「わが家はロボット掃除機に頼ることにしました。タイマーをかけて、毎日勝手に掃除してもらっています」。

 これにより、掃除機をかけなきゃというストレスはゼロに。「ロボット掃除機が通りやすいよう、床に物を置かないので常にスッキリ!」

(3)片づけることより片づけやすいことがキモ

 いつも片づいている部屋を目指すのではなく、すぐに片づけられる部屋にすることが肝心。そのためには、まず物を減らすこと。限られた収納スペースにギュウギュウに入れるようでは、片づけるのもひと苦労。

「棚の上に、旅先で買ったお土産や、子どもの工作物など並べるのはNG。なるべく置かないようにするか、壁に掛けるなどして、床から浮かせましょう」。拭き掃除をするときに、持ち上げる手間なく、手早く拭ける。

よく使うキッチン道具はつるして収納。使うときに素早く取れ、片づけも簡単
よく使うキッチン道具はつるして収納。使うときに素早く取れ、片づけも簡単
【写真】よく使う器具を壁に吊るした“片付けやすいキッチン”

(4)リセットすればOK掃除のハードルを上げない

 ピカピカに掃除しようとしなくていい、とマキさん。「汚れたり散らかって、ゼロからマイナス状態になった部屋を、掃除でプラスにする必要はなし。ゼロに戻すだけでいいんです」。

 掃除とは、“元の状態にリセットすること”と考えれば、ハードルはグッと下がる。「それ以上をやる必要はないと割り切ると、気がラクになります」