【書いておきたい3つの情報】
(1)万が一のときの医療関連の情報
病気の告知、延命の希望は理由が大切!
初めに必ず書いておきたいのは、いざというときのための情報。
「氏名などの基本情報のほか、緊急連絡先や病歴、アレルギーの有無などをまとめておきましょう。救急隊が見ることも想定し、書いたページをコピーして玄関先に置いたり、保険証と一緒に保管しておくのがよいです」
緊急時の情報をまとめられる「救急医療情報用紙」を提供している自治体もあるので活用を。
余命に関わる病気の「告知」、手を尽くしても回復しない状態のときの「延命治療」など、人生の最期についての要望も書いておくことで家族の負担を減らせる。ただし“要・不要”の意思だけでなく理由を書くことが大事。
「例えば、動けるうちに○○をしておきたいなど、病気の告知をしてほしい理由がわかれば、家族は判断しやすいですし、それを叶える手助けができます。延命治療を望まないなら“意識がない状態で管につなげられて生かされるのは絶対にいや”など、思いの程度も書きましょう」
〜残すべきこと〜
●救急隊員に向けて
・氏名、生年月日、血液型、緊急連絡先
・病歴、手術歴、持病、アレルギーの有無、かかりつけの医療機関、日常飲む薬やお薬手帳の保管場所
●延命治療、病気の告知について(理由も)
〜残しておいてもいいもの〜
●臓器提供について
希望の有無。臓器提供は年齢制限があるので、希望どおりにいかない場合も多い
●献体について
献体は事前に登録が必須。登録をしているなら、その連絡先を書いておく