達人が初心者に教える3つの心得

 これからSNS懸賞を始める初心者に向けて、楽しむための3つの心得を達人たちから伝授してもらった。

 1つ目は、手間のかかるSNS懸賞に最初から挑戦するのは避けたほうがいい。

SNS懸賞の中でも、インスタグラムでの応募は、写真を投稿するものが多いです。応募する前に対象商品を購入して、その商品を使って調理をしたり、できあがりを写真で撮る作業が必要となる場合があり、手間がかかります。その分、ほかのSNSよりも当たりやすく感じるのですが、初心者向きではないかもしれませんね」

 2つ目は、最初はなじみのある企業の懸賞に応募してみること。いつも食べているお菓子や、よく使う日用品や食品のメーカーなら安心して応募できる。

「ハガキ懸賞の情報を得るときは、多くの場合、雑誌や新聞など、信頼できる刊行物に載っている情報から探すため、安心して応募できます。しかし、SNS懸賞は偽物アカウントの存在を意識しないといけません。怪しい懸賞もあるので、応募先の企業や主催者が安全かどうか、自分でしっかりと確認することが大切です」

 応募するということは、個人情報を企業に送るのと同じ。少しでも不安を感じたときは、家族や懸賞仲間に相談することも必要である。

「ツイッターやインスタグラムを検索すると、ハッシュタグをつけて当選報告をしている人がたくさんいます。どの懸賞に応募して当選したのかが載っているため、その懸賞や主催者は信頼できるとわかります。その人をまねて、同じ主催者の懸賞に応募してもいいですね」

 最終的に、どの懸賞に応募するかを決めるのは自分だが、高額な賞金が当たる懸賞を見つけても、すぐに飛びつかないようにする。

「10万円という高額な賞金額を見て、冷静になれずに怪しい懸賞に飛びついてしまう人もいます。安易に応募すると後悔するケースもあるので、“これ大丈夫かな? ”と、いったん冷静になってみることも忘れずに」

 3つ目は、応募に使うアカウントは自分のメインのアカウントを利用して、懸賞用のアカウントを別で作らないほうがよい。

SNS懸賞では、ダイレクトメッセージなどで当選通知が来て、期限までに返信しないと無効になります。別のアカウントを使うと、見過ごす可能性があるのです」

 少し慣れてきたら、下の達人主婦たちのように、ひと手間かける方法もある。当選率がアップするのでモチベーションも上がり、さらに応募して、ますます当選が増える、という好循環が生まれている。

 初めて行うSNS懸賞。気長に続けていれば、自分に合ったSNSや方法が見つかるはず。

 少しずつ当たるコツもつかめてくるので、ぜひ、この秋はSNS懸賞に挑戦してみたい!

達人たちが日々実践!SNS懸賞の狙い目5か条

その1、懸賞の達人をフォローして懸賞情報をゲット
 SNS懸賞の情報をツイッターに投稿している達人をフォローすると、情報をゲットしやすい。達人は多くのSNS懸賞に応募(フォロー&リツイート)しているので、当たりやすい情報が多い。

その2、フォロワー数が少ない企業を狙う
 SNSのフォロワー数が少ない企業などが主催するSNS懸賞が狙い目。あまり知られていないので、応募数が少ない傾向にあり、当たりやすい。SNSを開設したばかりの企業などにも注目。

その3、写真や動画の投稿は応募者が少ないこともある
 インスタグラム懸賞への応募は、写真や動画を投稿することが多い。ひと手間かかるので、面倒に感じる人は応募しない。そのため、応募数が少ない場合もあり、当たりやすくなる。

その4、当選率が上がる条件を満たすようにする
 当選率が上がる条件があれば、その条件を満たす。例えば、対象商品を購入したレシートを撮影し、ツイッターのダイレクトメッセージで送れば当選率が2倍になる懸賞は、そのとおりに行う。

その5、応募期間が短く、当選人数が多ければ狙い目
 応募期間はなるべく短いものが狙い目。応募期間が1週間以内なら、すぐ応募を。また、初心者は当選人数が1名のSNS懸賞よりも、100名単位で当選する懸賞を狙おう。